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2023 年度 実施状況報告書

高齢者におけるワクチン忌避の要因を明らかにする研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K10323
研究機関新潟大学

研究代表者

齋藤 孔良  新潟大学, 医歯学系, 助教 (30460356)

研究分担者 近藤 克則  千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20298558)
佐藤 豪竜  京都大学, 医学研究科, 助教 (20867965)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード新型コロナウイルスワクチン / 家族介護負担 / 新型コロナウイルス感染症 / 社会関係資本 / ワクチン躊躇
研究実績の概要

①新型コロナウイルスワクチンに関係するワクチン忌避(又はワクチン躊躇)に関係する社会的、老年学的要因について解析した。2022年に行った調査において、新型コロナウイルスワクチンを3回以上接種した高齢者はおよそ90%であった。新型コロナウイルスワクチンを受けなかった理由として最も多かったのは「副作用が怖い」であり、この結果は国内外の先行研究と一致していた。②研究代表者らは、2022年に家族介護負担が高齢者のインフルエンザ予防接種割合の低さと関連している可能性について明らかにしたが(Vaccine 2023)、家族介護負担と新型コロナウイルスワクチン接種には関連は見られなかった。③新型コロナウイルスワクチンと社会関係資本の関係に関しては多くの研究報告があるが、社会関係資本と新型コロナウイルス感染症の関係に関してはほとんど報告がない。研究代表者らは、個人レベル及び地域レベルの社会関係資本と新型コロナウイルス流行の関係について現在解析中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

科研費申請書類の作成、当該研究以外の課題に関係するデータの論文化作業などが重なり新型コロナウイルスワクチンに関係する論文はまだ発表できていない。

今後の研究の推進方策

今年度中には、新型コロナウイルスワクチンに関係する論文の投稿およびパブリケーションを終了させる予定である。2報の論文のパブリケーションを予定している。

次年度使用額が生じた理由

研究計画をより精緻に達成するために、研究成果の論文化を行う際の英文校正費を計上した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Oral Self-Care, Pneumococcal Vaccination, and Pneumonia Among Japanese Older People, Assessed With Machine Learning2023

    • 著者名/発表者名
      Inoue Yuko、Cooray Upul、Ishimaru Miho、Saito Kousuke、Takeuchi Kenji、Kondo Katsunori、Aida Jun
    • 雑誌名

      The Journals of Gerontology: Series A

      巻: 78 ページ: 2170~2175

    • DOI

      10.1093/gerona/glad161

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [備考] 1日に1回以下しか歯をみがかない人は、1.57倍肺炎の経験が高かった

    • URL

      https://www.jages.net/library/pressrelease/#_3849

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公開日: 2024-12-25  

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