研究課題/領域番号 |
21K10325
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研究機関 | 滋賀医科大学 |
研究代表者 |
加藤 穣 滋賀医科大学, 医学部, 教授 (20727341)
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研究分担者 |
宍戸 圭介 岡山商科大学, 法学部, 教授 (10524936)
板谷 智也 宮崎大学, 保健学系, 教授 (10765192)
池田 光穂 大阪大学, COデザインセンター, 名誉教授 (40211718)
霜田 求 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (90243138)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 非標準的治療 / 患者の選好 / 意思決定 / 多文化 / 良心 |
研究実績の概要 |
学会発表については、国内の学会等で1件(加藤穣「良心をめぐる最新の動向 - 脳死判定、無輸血、スピリチュアリティ」第10回釧路生命倫理フォーラム, 8月11日)、海外の学会で1件の口頭発表(KATO, Yutaka. Exploring Complementary and Alternative Medicine. Strategies in the Battle Against COVID-19: Insights from a Literature Database Review. 20th International Scientific Conference of the International Society for Clinical Bioethics, クロアチア共和国, 11月24日)をおこない、2024年3月に書籍出版(Palgrave Macmillan | Springer Nature)のための原稿の投稿をおこなった(KATO, Yutaka. "Using traditional, complementary, and alternative medicine approaches amidst the Covid-19 pandemic; the results of a database search of the literature")。関連する内容の未投稿の原稿があり、現在、投稿先を検討中である。また、関連する内容の査読付き論文を1報学会英字誌に掲載することができた。分担研究者はそれぞれ研究を遂行した。関連する内容の研究発表が第28回日本在宅ケア学会学術集会においておこなわれた。当初は社会調査と海外調査に入る予定であったが、新型コロナパンデミックにより、文献や論点の増加など、扱わなければならない材料が拡大したことからそれらの検討にまだ時間を割いている状況である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
上述したとおり、新型コロナのパンデミックもあり、検討すべき資料や論点が拡大し、理論的に扱わなければならない内容の増大への対処に時間がかかっているが、それらを避けることは研究の意義を減じると考えられるため、しばらくはそちらに注力せざるを得ない状況である。段階を追って、社会調査および在外研究の計画へ進めるるよう研究を遂行していく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
当初以上に検討すべき資料や論点が拡大したことはすでに言及したが、それらを扱いながら、段階を追って、社会調査および在外研究を計画するように進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナのパンデミックで文献等が増大し、その調査に時間がかかったこと、それにより社会調査と在外研究がまだおこなわれていないこと等により当初と異なるスケジュールで研究を進めざるを得ない状況であったが、今後延期されている分の研究に入れるように研究を遂行し、また、研究代表者が大会長を進める日本医学哲学倫理学会年次大会等での研究発表等で研究成果の公表を進めていく。
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