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2021 年度 実施状況報告書

AIアプリPHRとVRを活用した3Dオンライン診療システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K10349
研究機関金沢大学

研究代表者

米田 隆  金沢大学, 融合科学系, 教授 (60313649)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード3Dオンライン診療 / 人工知能 / 仮想現実
研究実績の概要

糖尿病、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病においては、早期発見、早期介入が重要も、無症状や受診負担のため、低受診率で、手遅れになることが大きな問題だが、AI健康アプリを用いて、個人の行動変容を促進するというデジタル医療を我々は確立してきた。本研究の目的は、Personal Health Record(PHR)に加え、AI(人工知能)、IoT、VR(仮想現実)、5Gを活用した3Dオンライン診療を導入、生活習慣病の重症化予防に係るエビデンスを証明し、新たなデジタル医療システムの構築を目指すことである。当初の予定では、令和3年4月~7月に3Dオンライン診療システムを構築し、実証実験を行い、臨床研究プロトコルを作成、倫理員会で承認、8月より臨床研究開始し、中間解析(臨床的有用性、行動変容・心理学的影響について)を行うことであった。
今年度は、このうち、3Dオンライン診療システムのプロトタイプを構築し、予備実証実験を行った。
VRを用い仮想現実空間で、医師と患者役の研究者との間で、数回の模擬医療面接を行い、実際の診療での応用の可能性を見出した。この内容は、地方放送局のテレビ番組でも一部紹介されている。また、研究プロトコルを作成したが、大学側の事情で倫理審査事務手続きの遅延状態が続いていたため、倫理委員会の承認を得ることができず、実際の臨床研究の実施に至らなかった。しかし、この間に、医療現場より、臨床研究対象の候補者のリクルートにあたり、35名をすでに確保している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナ禍影響で、企業との打ち合わせが予定通り進まず、3Dオンライン診療システムのプロトタイプの構築が遅れたが、最終的に予備実証実験を行った。
研究プロトコルを作成したが、大学側の事情で倫理審査事務手続きの遅延状態が続いていたため、倫理委員会の承認を得ることができず、実際の臨床研究の実施に至らなかった。しかし、この間に、医療現場より、臨床研究対象の候補者のリクルートにあたり、35名をすでに確保している。

今後の研究の推進方策

すでに、臨床研究対象者は確保しているので、倫理委員会で承認後、研究を実施する。また、倫理委員会で承認を待つ間も、3Dオンライン診療システムのupdateを試みる。

次年度使用額が生じた理由

研究の遅れのため、臨床研究実施に至らなかったため、令和4年度には臨床研究実施見込みが立っているため、次年度使用額を使う予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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