研究課題/領域番号 |
21K10443
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
柴田 陽介 浜松医科大学, 医学部, 助教 (20456578)
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研究分担者 |
尾島 俊之 浜松医科大学, 医学部, 教授 (50275674)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | トレーナー / 高校 / 部活動 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,高校におけるトレーナー活用の促進・阻害要因を明らかにすることである.今年度は4年計画の3年目であった.新たな研究協力者が加わったことで,当初は昨年度と今年度をまたいでアンケート調査を行う予定だったが,昨年度にはアンケート調査を終えることができた.研究は順調に進捗しており,今年度はデータクリーニング,解析および公表を主に行った. 研究内容は,全国の高校の部活動顧問を対象にアンケート調査を行い,トレーナーを活用している・していない部活動の特徴を解明することであった.全国約5000校に調査協力依頼文を郵送し,それを部活動顧問に配布し回答を得た.調査項目は学校の要因(都道府県,公立私立,生徒数など),部の要因(競技,部員数,活動頻度,目標など),顧問の要因(性,年齢,教員免許,教員歴,トレーナーの活用歴など)であった.本調査では6045人の運動部顧問から回答が得られた.トレーナーを活用している部活動の特徴は「部員数が多いこと」「団体競技であること(特にラグビー部)」「目標が高いこと」「顧問にトレーナーの活用歴があること」であった. 本研究の結果は,今年度,学会発表として5回,論文として2編(受理済み,出版中)公表を行った.学会発表では優秀演題候補にも選出された.また現在,1編の論文が投稿中である. 今後は引き続き解析および公表を行っていく.既に来年度開催のいくつかの学術集会で発表登録をしており,論文も執筆中である.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
新たな研究協力者が加わったことにより,当初の計画よりアンケート調査の開始時期が前倒しできた.その結果,解析および公表も前倒しできている.
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,学会や論文として公表を行っていく.既に来年度の幾つかの学術集会での演題登録を行っている.論文執筆,論文投稿も行っている.
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次年度使用額が生じた理由 |
研究が当初の予定より順調に進んでおり,次年度の経費を前倒ししている. 現在は解析・公表を進めており,論文の受理および掲載時期は確定できない. そのため余裕をもった額を前倒ししていたことで,次年度使用額が生じている.
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