研究課題/領域番号 |
21K10472
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分58030:衛生学および公衆衛生学分野関連:実験系を含まない
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
幸 篤武 高知大学, 教育研究部人文社会科学系教育学部門, 准教授 (00623224)
|
研究分担者 |
滿田 直美 高知大学, 医学部, 特任助教 (30611389)
栄徳 勝光 高知大学, 教育研究部医療学系連携医学部門, 講師 (50552733)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 動脈硬化 |
研究成果の概要 |
握力については、中性脂肪、LDLとの関連は認められなかったものの、HDLと有意な正の関連が認められた。上肢の骨格筋量で除して相対値化した握力との関連についても検討した結果についても同様の傾向が示された。また握力と腹囲の交互作用の影響を検討した結果、有意性が認められなかった。 四肢筋量については、中性脂肪、HDLとの関連は認められなかったものの、LDLと有意な負の関連が認められた。また四肢筋量と腹囲の交互作用の影響を検討した結果、中性脂肪、HDLとの間に有意性が認められた。
|
自由記述の分野 |
体力科学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学童期の生活習慣改善の機会の提供:本研究は筋力及び筋量と動脈硬化の危険因子との関連性を示した。特に握力は学校の体力テストでも広く実施されている。これらの非侵襲性の指標を用いることで、ライフステージの早期にあたる学童期から生活習慣の見直しをはかることができる可能性がある。 運動処方プログラムの選択肢が増える:本研究では肥満であっても筋力や筋量が高ければ動脈硬化の危険因子の状態が良好であることを限定的ではあるが示しており、短時間で実施可能なレジスタンス運動も選択可能となると考えられる。これにより個人の嗜好にあった運動プログラムを設定できるようになり、運動の習慣化につなげることができる可能性がある。
|