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2021 年度 実施状況報告書

看護学生のFitness to Practice評価尺度の開発と教育モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K10561
研究機関東京医科大学

研究代表者

阿部 祝子  東京医科大学, 医学部, 教授 (40575693)

研究分担者 片山 由加里  同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (10290222)
川端 愛  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (20611247)
萩本 明子  同志社女子大学, 看護学部, 准教授 (60315900)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードプロフェッショナリズム / Fitness to Practice / 看護学生
研究実績の概要

今年度は,医療系(医学・歯学・薬学・看護学等)のプロフェッショナリズム教育,特にFitness to Practiceについて,研究者で文献検討を行った.医療系専門職に必要不可欠なプロフェッショナリズムの教育について,イギリスでは基礎教育課程からシステム化し,Fitness to Practiceに反する学生を登録しケースバイケースの教育を含め様々な対応をしていることがわかった.そして国家ライセンスの受験やライセンス登録の段階で,個々の学生のFitness to Practiceが判断されていた.イギリスのシステムに倣い,アメリカやカナダなどでプロフェッショナリズムの教育が開始されシステム化を目指している.
日本では医学が先行し各教育機関がその教育プログラムを展開されている.しかし,看護学においてはプロフェッショナリズム・Fitness to Practiceの概念の統一はされていない.本学は先行して,学生の大学生としての行動について,なぜそれをしてはいけないのか,その背景を学生自身が考えることを促す目的で「アンプロフェッショナル,なぜいけないか?」の冊子を作成し,学生や保護者に配布し意識づけを行っている.
本研究では,上記の文献検討に基づき,イギリスのGMCとNMCのガイドライン,獨協医科大学の看護学生の調査,本学科作成の冊子をベースに,各文献・資料の特徴,Fitness to Practiceの懸念事項の関連性を整理した.
また,Fitness to Practiceの評価尺度の開発を目的として質問紙調査結果について因子分析を行うが,そのサンプルサイズや質問の在り方等,その分析方法の信頼性・妥当性について研究者間で議論した.
調査者間の見解の一致をみて研究計画書を組み立て,現在,医学倫理審査委員会に倫理審査を申請し審査の途中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

文献検討に予想外に時間を要したことと,研究方法について因子分析のサンプルサイズや質問の在り方など研究者間での見解を統一するのに時間を要した.

今後の研究の推進方策

医学倫理審査委員会の審査を経て研究機関の長から許可を得られた時点で,看護学生の調査のための質問項目の作成に取り掛かる.

次年度使用額が生じた理由

文献検討による概念整理や調査方法の信頼性・妥当性の検討に時間を要し研究の進行が遅れているため,次年度は質問項目の作成のための専門家会議の開催や予備調査のため外注費等が必要である.

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公開日: 2022-12-28  

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