研究課題/領域番号 |
21K10570
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
田口 めぐみ 新潟大学, 医歯学系, 助教 (60779312)
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研究分担者 |
勝山 貴美子 横浜市立大学, 医学部, 教授 (10324419)
宮坂 道夫 新潟大学, 医歯学系, 教授 (30282619)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | チームワーク / 倫理的ジレンマ / 看護管理者 |
研究実績の概要 |
看護師が倫理的ジレンマを解決するためには、看護チームのメンバー構成やメンバーとの関係が影響することが示唆されている。しかしながら、倫理的ジレンマの具体的な対応は未だに看護師個人に任されている状況にあるという報告もあり、組織として看護師が経験する倫理的ジレンマをどのようにサポートするか、また具体的な解決方法を見い出すことが課題であると言える。こうした課題解決には、病棟の看護者から協力を得て、看護師のチームワークを活用した倫理的ジレンマの対応するために必要な因子を明らかにする必要がある。 まず、2022年度は施設32名の副師長と師長の管理者を対象に、前回の研究で抽出されたスタッフが看護チームで経験している倫理的ジレンマ6項目について、管理者としての認識や現状把握、さらにどのように介入しているか等についてのインタビューを実施した。 コロナ禍でのインタビューであったため、Zoomと対面の2つの方法を用いてインタビューを行い予定通りデータ収集を終了した。各施設の看護管理者のインタビューより、看護経験年数にかかわらず発言しやすい環境調整をすること、スタッフの倫理的ジレンマの経験を共有し、その経験の意味付けを行うこと、他職種との連携と調整を図ること、看護師個人に応じた役割を与えること等がチームワークで倫理的ジレンマに対応するための要素として考えられた。さらに、看護管理者がスタッフおよび看護チームでの倫理的ジレンマに対応するためには、看護管理者間での相談や協力等のサポート体制が重要であることが考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
コロナ禍でのインタビューであったため、Zoomと対面の2つの方法を用いてインタビューを行った。コロナ禍であったが、研究計画の通り32名の参加者からデータ収集ができたため
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、データ分析を行う。さらに、これらの結果を研究会や学会等で報告する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究計画ではインタビューの実施にあたり、関西2施設、関東2か所を訪問し対面で実施する計画であったが、Zoomで3施設、対面1施設の実施となり、交通費と宿泊費が不要となったため
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