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2022 年度 実施状況報告書

行動変容につながる看護マネジメントリフレクション研修プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10574
研究機関千葉県立保健医療大学

研究代表者

西村 宣子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 准教授 (90827677)

研究分担者 富樫 恵美子  千葉県立保健医療大学, 健康科学部, 講師 (60839166)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードリフレクション / 経験学習 / 看護管理者 / 意識変容 / 行動変容 / 看護師長
研究実績の概要

【目的】今年度研究は,昨年度質的記述的分析により明らかにした、看護師長のリフレクションの課題と行動変容への促進要因を踏まえ、行動変容につながる看護マネジメントリフレクション研修を試行する介入研究である。
【方法】県内300床以下の中規模病院の看護師長14名対象に10月・11月・12月と3回の看護マネジメントリフレクション研修を開催した。研修プログラムの構成は、第1回目は看護マネジメントリフレクションの基本的な考え方、メタ認知についての講義と演習(自分自身を知る、事例検討、グループリフレクション)とし、第2回目は看護マネジメントリフレクションの評価・分析についての講義と各自の事例をプロセスレコードにおこし、プロセスレコードを用いたグループリフレクションの実施、第3回目は看護マネジメントリフレクションによる自己の気づきをどのように行動変容につなげるかについて、マトリックス指標を用いた演習を実施した。
【結果】研修参加者:性別:男性1名、女性13名、看護師経験年数:25.57±5.12年、看護師長経験年数:5.43±2.29年であった。研修ごとに自記式質問紙調査を実施した。質問紙調査の自由記載の内容分析においては、第1回目の研修後に【自分の傾向を知る】【相手を理解する】【客観視する】ことの大切さに気付き、第3回の質問紙では【対象者に対する認識】【自己のマネジメントの傾向の認識】が深まり、リフレクションでの気づきに【意識して関わる】という行動変容につながっていることが示唆された。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度は予定通り研修(研究)を進めることができたが、COVID-19の影響もあり想定より研修参加者は少なかった。また、自部署のクラスター対応、ご自身の感染などにより3回の研修に継続して参加できた人が8名であった。

今後の研究の推進方策

研修後の行動変容についての実態調査と研修プログラムを開発する予定である。
実態調査においては、研修後6か月と12カ月に質問紙調査とインタビュー調査を実施する。

次年度使用額が生じた理由

研究対象者へのアンケート調査およびインタビュー調査の実施による郵送費、インタビュー協力者への謝金。
研究協力者とのデータ分析、プログラム開発における謝金

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公開日: 2023-12-25  

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