研究課題/領域番号 |
21K10625
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
佐藤 可奈 東京医科歯科大学, 大学院保健衛生学研究科, 非常勤講師 (00757560)
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研究分担者 |
尾立 篤子 東邦大学, 健康科学部, 教授 (50736973)
小玉 淑巨 北里大学, 看護学部, 准教授 (00803230)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 看護管理 / コミュニケーション / リスクマネジメント |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、非医療者とのコミュニケーションにおける看護職のもつ経験知を構造化し、具体的戦略を明らかにするとともに、教育可能な主要素を同定することである。 令和3年度は関連文献のレビューと知見の整理を試みた。国内外のリスクコミュニケーションに関する文献をシステマティックレビューの手法にのっとり選定し知見を統合する目的で、医学・看護学・保健医療関連のデータベース(MEDLINE, CINAHL)に加え、心理学系(PsycINFO)・教育学系(Education Resources Information Center)のデータベースも含めて検索を行った。当初予定していたEMBASE(生物医学関連データベース)については、本概念のレビューにおいては比較的重要性が低いとして除外した。システマティックレビューの事前準備としてRisk CommunicationおよびCrisis Communicationの語をキーワードとして抽出された文献を広く概観したところ、一律の包含基準を設定すること、ならびに批判的吟味を行う上での基準を分野横断的に設定することが困難であることが明らかとなった。本研究における文献レビューの目的が、文化圏や学問分野の違いや歴史的経緯を維持した上で知見を整理し、後の実証研究の適用可能性の評価に用いることであることから、検討の上現時点でのレビュー手法をスコーピングレビューに切り替えることとした。検索式の設定、データ抽出フォームの作成を行い、上述のデータベースを検索し、文献の収集を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
文献レビューの方法について再検討が必要となったため
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今後の研究の推進方策 |
今後は文献レビューの結果をもとに、インタビュー調査方法の設定を行い、実施していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
インタビュー調査の開始が遅れたこと、および文献レビューにおける使用データベースの変更があったことにより、次年度使用額が発生した。
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