研究課題/領域番号 |
21K10626
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
上原 佳子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (50297404)
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研究分担者 |
長谷川 智子 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (60303369)
北野 華奈恵 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (60509298)
礪波 利圭 福井大学, 学術研究院医学系部門, 講師 (10554545)
出村 佳美 福井大学, 学術研究院医学系部門, 助教 (30446166)
安倍 博 福井大学, 学術研究院医学系部門, 教授 (80201896)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | タクティールマッサージ / ストレス / QOL / 生理学的指標 / 心理学的指標 |
研究実績の概要 |
本年度は【長期的なタクティールマッサージによるストレス緩和およびQOL向上効果の検証】を実施する予定であったが、本研究の基盤となる、同じくタクティールマッサージの検証を行う基盤研究(C)【継続的なタクティールマッサージの効果の検証】を期間延長申請し認められていたため、そちらの実施を優先したことから、本研究に関しては、予定していた実験は行わず、研究方法の見直しと事前準備を実施した。 研究方法の見直し:先行研究の検討から、継続的なケアの実施による効果の検証をおこなっている文献を再度レビューし、それらを参考にして研究方法を再検討した。 情報収集:看護系学術集会に参加し、タクティールマッサージやリラクセーションの関する研究成果発表を聴き、新たな視点や方法などに関して情報収集を行い、自身の研究に活用できる内容を検討した。 事前準備:研究計画書や実験参加者への説明書や同意書等の作成と、実施にあたり必要となる倫理審査委員会に提出するための書類の作成を行った。また、生理学的指標を測定するために必要な唾液分析検体容器の準備、心理学的指標とする心理質問紙の再検討を行い、次年度は速やかに実験が開始できるようにした。さらに、延長が認められた別の基盤研究(C)の成果をまとめる中で、本研究に活用できる内容について取り入れることを検討した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
延長が認められた別の基盤研究(C)の実施を優先したため、研究を並行して実施することができず、本年度は研究方法の見直しと事前準備で終了したため。しかし、優先して実施した研究はタクティールマッサージの効果の検証に関するものであり、本研究に関連するものであることから、研究計画に大きな影響はない。
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今後の研究の推進方策 |
残りの期間で、まずは健康成人女性を対象に、長期的なタクティールマッサージの実施によるストレスおよびQOLへの生理学的指標及び心理学的指標による効果の検証を行っていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
理由:本年度は、実験を実施せず、研究方法の見直しと、情報収集、事前準備を中心に行った。そのため、実験参加者への謝礼の支出がなかったことにより残額が生じた。 使用計画:残額は次年度の実験参加者への謝礼や実験実施に必要な物品の購入、唾液分析費用に使用する予定である。
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