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2021 年度 実施状況報告書

音声・動画・筋電のハイブリッド解析による嚥下機能の加齢変化の捕捉

研究課題

研究課題/領域番号 21K10655
研究機関熊本大学

研究代表者

松本 智晴  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 准教授 (80540781)

研究分担者 伊賀崎 伴彦  熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (70315282)
坂田 聡  熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 助教 (80336205) [辞退]
前田 ひとみ  熊本大学, 大学院生命科学研究部(保), 教授 (90183607)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード嚥下機能 / 音声機能 / 喉頭
研究実績の概要

本研究の目的は、嚥下筋の表面筋電図、音響特徴量及び喉頭運動による嚥下機能と音声機能の加齢変化を明らかにし、表面筋電図と音声機能評価、喉頭運動の関係性を検討することである。2021年度は、必要物品など研究の環境を整えデータ収集を行いながら、順次、解析を進めていく予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症の蔓延により対象を募ることができなかったため、研究計画の見直しと正確な測定技術について、以下2点について検討を行った。
嚥下時の喉頭運動の評価では、喉頭を中心にマーカーを装着し、3方向から動画撮影することを計画していたが、それに追加し、モーションキャプチャーによる嚥下時の喉頭運動の解析について検討している。モーションキャプチャーでは、当初の動画撮影と同じくマーカーを喉頭を中心に縦に3カ所装着することで、立体的な喉頭の動画撮影と解析が可能であるかテスト撮影を行いながら検討している。モーションキャプチャーにより、喉頭運動の立体的画像の解析を加えることができれば、喉頭運動の評価の精度を更に向上させることが期待できる。
栄養状態の評価では、その日の体内の水分量などの影響を考慮し、体脂肪率は皮下脂肪厚法(キャリパー法)で行うことを計画していた。また、筋肉量については、骨格筋量と相関する上腕筋周囲長(arm muscle circumference: AMC)を測定する計画であった。しかし、感染予防対策として短時間で調査できることと、対象者への負担軽減のために、先行研究での使用実績を検討し、体組成計を導入し調査を行う方向で検討した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2021年度は新型コロナウイルス感染症の蔓延により、研究協力者のの募集ができなかったため。

今後の研究の推進方策

モーションキャプチャーの撮影環境を整え、嚥下筋の筋電図、音声データ、喉頭の運動画像の収集を行う。新型コロナウイルス感染状況をみながら感染予防対策を講じ、まずは20歳台の研究協力者への依頼を行い、データ収集と解析を進める。

次年度使用額が生じた理由

2021年度は、実際の調査ができなかったため、謝金や消耗品等の購入が発生しなかったため。

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公開日: 2022-12-28  

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