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2023 年度 研究成果報告書

精神科領域で当事者と共に安心の場を創る改良型包括的暴力防止プログラムの作成

研究課題

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研究課題/領域番号 21K10680
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分58060:臨床看護学関連
研究機関信州大学

研究代表者

下里 誠二  信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (10467194)

研究分担者 山崎 浩司  静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 教授 (30378773)
百瀬 公人  信州大学, 学術研究院保健学系, 教授 (30230056)
西澤 公美  信州大学, 学術研究院保健学系, 准教授 (90573379)
木下 愛未  信州大学, 学術研究院保健学系, 助教 (50783239)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード包括的暴力防止プログラム / CVPPP / 共同創造 / 権利擁護
研究成果の概要

CVPPPを改良する視点を当事者と共に検討した。当事者参加で研修会を開催すると同時に、元気回復行動プラン(WRAP)、哲学などの視点を通して当事者と共に課題を明確にするためセミナーを開催した。結果権利擁護の視点を強調すること、またクライシスプランにおいて、CVPPPによるサポートが当事者の望む介入法に選ばれるように、改良を重ねる必要があると考えらえた。次にエスコート法に関する検証として、CVPPPによる正規法とそうではない非正規法で比較を行った。結果、権利擁護の重要性を強調できた。またエスコート法の検証ではCVPPPの方法が安心できるものである可能性が示唆された。

自由記述の分野

精神看護学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果、当事者の危機的状況に際して、権力勾配に基づく力(force)に配慮し、相互作用を考えること、医療の中でも医療優先の強制性を発揮しないために、CVPPPはあくまで医療化されないところから考える必要があるという理念を持つこととした。クライシスプランで当事者から認められる介入方法となっていくという方向性も示されたが、このことは、CVPPPを当事者と共同創造することを継続していくことによって、当事者の権利擁護につながるものであることが示された。また、エスコート法の検証についてもこれまでになかったCVPPPの技法に関して始めてエビデンスを検証したものであり、意義の大きなものであった。

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公開日: 2025-01-30  

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