研究課題/領域番号 |
21K10711
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
中條 雅美 鳥取大学, 医学部, 教授 (20382426)
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研究分担者 |
岡村 仁 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (40311419)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | がん看護 |
研究実績の概要 |
乳がんサバイバーのライフステージ別、つまり高齢群(55歳以上)、中年群(40歳以上55歳未満)、若年群(40歳未満)の看護介入プログラムの原案を作成することを目的に研究した。 看護介入プログラムの内容をライフステージ別の生活構築を促進する要因を細かく分析することで作成しようとした。しかしその内容は、すでに誰かが実施できているテーマのため、介入プログラムの内容とするよりは、介入プログラムの中に話し合いの時間を設け、そのテーマとして参加者同士で伝えあうことがよい内容と考えられた。 共同研究者との話し合いの中で、こちらが提示するプログラムは、各ライフステージの乳がんサバイバーが取り組むのが難しい内容を取り上げた方がよいのではないかという考えに至った。 59人のインタビューの中には困難さを訴え、それが生活の質向上に向けた生活再構築を妨げていた。そのため、乳がんサバイバーの高齢群(55歳以上)、中年群(40歳から55歳未満)、若年群(40歳未満)のライフステージ別の生活構築を阻害する要因を分析し、それをもとにプログラムを作成するのが適当と考えた。 また、インタビューの分析方法は現象学的手法をしようとしていたが、乳がんサバイバーが生活再構築していくプロセスに介入する研究であるため、修正版グラウンデッドセオリーアプローチで分析したものをもとに、高齢群(55歳以上)、中年群(40歳以上55歳未満)、若年群(40歳未満)の各群に分けて分析し、その結果をプログラムに組み入れていくのが妥当と考えた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
分析した内容がプログラム作成に合わないことが判明したため。また、コロナ禍で研究者同士の直接の打ち合わせができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
阻害要因を洗い出し、プログラムの原案を作成する。
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次年度使用額が生じた理由 |
論文の形式が整わず、論文投稿をしていない。プログラムを作ることができなかったため支出をすることがなかった。
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