研究課題/領域番号 |
21K10711
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研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
中條 雅美 鳥取大学, 医学部, 教授 (20382426)
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研究分担者 |
岡村 仁 広島大学, 医系科学研究科(保), 教授 (40311419)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 初発乳がん / ライフステージ / 心理・社会的グループ療法 |
研究実績の概要 |
若年・中年・高齢乳がんサバイバーが各ライフステージの生活を再構築し「現在に愛着を感じる生活様式」を獲得する要因を明らかにしたところ、3つのカテゴリーが抽出された。「がんとともに生きる姿勢」としては3群とも《医療者を信頼している》《がんについて考えすぎない》《希望を持ち続ける》が抽出された。「がんと闘う手段」としては《子育てが糧となる》は若年・中年群だけに抽出されたが《情報収集する》《自分が一番頑張る》《経済的負担感がない》は3群ともに抽出された。また、「折り合い」として《乳房の変形を受容する》は3群ともに、《発病年齢が納得できる》は中年・高齢群に、《がんよりつらい症状がある》《子育てが終わった》は高齢群に抽出された結果となっていた。 以上の結果から、各ライフステージの結果を、これまで初発乳がんサバイバー、再発乳がんサバイバーに対して効果のあったプログラムの教育、討論、リラクセーションの3部構成の心理社会的グループ療法の討論部分のテーマとして取り上げたものを各ライフステージに合わせたプログラムとした。週1回×6週の心理・社会的グループ療法の討論部分を改変した内容は、第1回目「自己紹介」、第2回目「がんとともに生きる姿勢」、第3回目「がんと闘う手段」、第4回目「折り合い」、第5回目「現在の生活様式」、第6回目「将来への展望」である。 現在、研究実施施設と打ち合わせ中であり、打ち合わせが終了次第、倫理審査を受け、研究の実施を行う。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍で共同研究者と対面で打ち合わせする機会がなかなか取れず、介入プログラムの作成に手間取った。体調不良で研究時間がなかなか取れなかった。
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今後の研究の推進方策 |
倫理審査を受け、通り次第、各ライフステージ別のグループメンバーを集め、心理・社会的グループ介入を実施していく。 12月~2月は学部教育の実習があるため、研究に時間を割くことができないことが課題である。実習中はリクルートをすることはできないが、逐語録の作成、や分析などをすることはできる。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究が遅延しており、来年度に使用する物品費、旅費、人件費の費用を残すため。
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