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2021 年度 実施状況報告書

孤立型離島に居住する糖尿病患者の心理的自己管理促進要因の探求的研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K10725
研究機関沖縄県立看護大学

研究代表者

宮城 裕子  沖縄県立看護大学, 看護学部, 助教 (50347720)

研究分担者 山内 圭子  久留米大学, 医学部, 講師 (50304514)
國吉 緑  琉球大学, 医学部, 教授 (80214980)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード糖尿病 / 離島
研究実績の概要

沖縄県は糖尿病患者の割合が全国で最も多く、その中でも遠隔の島である孤立型離島を含む沖縄県離島は、高血糖の割合が多い傾向にある(2011年沖縄県特定健診集計)。地理的環境から人的・物的資源の不足の影響もみられるが、島の文化や習慣などが与える影響も大きいと考える。
前年度においてはコロナ感染流行のため調査は未実施であったが、沖縄本島と離島42市町村の健診に関連するオープンデータから糖尿病に関連する検査結果を基に、離島と本島の現状と特徴をまとめた。公表されている健診報告書データは、対象者が国保・けんぽ組合の保険者の受診結果であるため、その他の保険者に関するデータは含まれておらず、地域毎の比較については加入保険や高齢化率など詳細の把握が困難な点がある。そのため保険者別推定人口を計算し、健診オープンデータの受診率を用いて対象者を推測し、地域や年代別の比較および特徴の把握を行った。全体では、40-64才の受診者は65-74才の受診者に比べて受診率が低く、有所見者も低い傾向にあるが、市町村によっては顕著に有所見者数の特徴がみられる市町村が散布図からみられている。離島は、本島市町村に比べやや多い傾向がある。分析結果の論文執筆と共に、糖尿病関連検査結果における有所見者が多くみられる地域を絞り、調査対象の地域、年齢を決定していく予定である。より詳細に対象地域を選定することが可能となる。
また糖尿病療養、離島、地域に関する国内外の文献から文献検討を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

前年度は調査実施の予定であったが、コロナ感染流行状況のため、診療所や保健所との調整・依頼が困難であったため未実施である。一方、沖縄県離島を中心に本島を含む各市町村の現状・特徴の把握を統計学視点から深め、明確にしている。
調査実施が行えなかった点でやや遅れていると評価しているが、研究課題の進捗においては遅れは生じていないと考える。

今後の研究の推進方策

行っている分析結果から対象地域を選定し、今後疫学的、質的調査を実施していく。

次年度使用額が生じた理由

調査実施の際に使用予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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