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2021 年度 実施状況報告書

心不全患者の身体活動量の定量的評価と身体活動量に影響する要因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K10738
研究機関岐阜大学

研究代表者

柿田 さおり  岐阜大学, 医学部, 助教 (40792007)

研究分担者 足立 久子  岐阜大学, 医学部, 教授 (00231936)
渡邉 崇量  岐阜大学, 医学部附属病院, 助教 (30509435)
日坂 ゆかり  岐阜大学, 医学部, 准教授 (30730593)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード心不全 / 身体活動 / 退院後 / 定量的評価 / 3軸加速度計 / 心不全増悪
研究実績の概要

当初の研究目的は、今まで明らかになっていない身体活動量を3軸加速度計を用いて定量的に評価し、身体活動量に影響する要因を解明する、である。本研究成果により、心不全患者の身体活動における患者支援プログラムの構築につながることが期待された。
令和3年度の研究実施計画では、3軸加速度計等の物品準備や被検施設の選定、質問紙等の作成を行い、調査を開始する計画であった。文献検討を行うとともに、共同研究者間での綿密な文献比較やディスカッションの結果、まずは、心不全患者の退院後の身体活動と医学的心不全の増悪との関連(因果関係)を解明する必要性が生じた。そこで、本研究の目的を①心不全患者の退院後(退院1週間後と退院1か月後)の身体活動を定量的に評価する、②①の時期の身体活動と心不全の増悪との因果関係を明らかにする、とした。そして、研究計画を再検討し、本研究とは別に前段階の研究として外来通院している心疾患患者の身体活動の実態を調査する必要性と、本研究を実施するための研究施設を増やす必要性が生じた。
前段階の研究はすでに調査を開始し、現在、目標症例数の1割程度の被験者から身体活動に関するデータを収集できている。本研究に関しては、共同研究施設を確保することができ、その施設の研究者とも綿密なディスカッションを行った。現在、研究責任者の所属する施設の倫理審査委員会は通過したが、共同研究施設の倫理審査委員会で審議中である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

当初の計画とおり遂行できなかった理由として、心不全患者の退院後の身体活動と医学的心不全の増悪との関連(因果関係)を解明するという目的に変更したこと、それによる研究のアウトラインの修正や目標症例数の変更、および共同研究施設の確保が必要であったためと、新型コロナウイルス感染症の感染拡大による影響もあったためである。しかし、本年度中に倫理審査委員会に通過し(共同研究施設は倫理審査委員会の審議中)、研究を開始する準備は整えることができた。

今後の研究の推進方策

今後は、前段階の研究データ収集後に、まずは自施設において本研究を開始する。そして、新型コロナウイルス感染症の感染状況を鑑みながら、共同研究施設においても研究を開始していく予定である。

次年度使用額が生じた理由

令和3年度は、文献検討及び研究計画の修正等により、当初立てた計画通りの予算執行は困難であったため、当初予定していた加速度計33台を購入したのみとなった。本年度は、本格的に調査が開始となるため、追加で必要となる加速度計30台分や、謝礼である1000円分のクオカード購入および加速度計を返却するためのレターパックを購入予定である。さらに、収集したデータが膨大であるため、当初予定していた研究用ノートPCも購入予定である。その他、被験者が使用するボールペン等の文具および印刷用紙等の消耗品も購入予定である。

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公開日: 2022-12-28  

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