研究課題/領域番号 |
21K10747
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研究機関 | 神奈川県立保健福祉大学 |
研究代表者 |
大場 美穂 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (20451768)
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研究分担者 |
真田 弘美 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 教授 (50143920)
野村 美香 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 教授 (80276659)
大江 真琴 金沢大学, 保健学系, 教授 (60389939)
峰松 健夫 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任准教授 (00398752)
竹原 君江 名古屋大学, 医学系研究科(保健), 准教授 (70709865)
小林 珠実 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (50382263)
土井 英子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 講師 (10457880)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 透析患者 / 皮膚 / テーラーメードケア / 非侵襲 |
研究実績の概要 |
透析患者は、透析期間の長期化による合併症リスクの上昇と共に装用による掻破、皮膚乾燥による亀裂などが経路となる感染機会の増大が懸念される。透析患者の皮膚の乾燥やかゆみの原因は、様々な要因が複合的に作用していると考えられている。個々の患者に最適で効果的な治療、ケア、患者教育を行うためには、患者一人一人の要因同定が必要であると考えられる。また、可視化し、リアルタイムにフィードバックすることが重要であると考えられる。しかし、これまで乾燥や炎症の原因を特定する非侵襲的な方法はなかった。そこで、本研究では、非侵襲的で簡便に行える皮膚の整理情報を評価可能な方法に着目した。従来は、生検パンチで皮膚を傷つけなければわからなかった。透析患者は血流障害や糖尿病の既往があることが多く、創傷治癒遅延が起こりやすい。また、口渇や掻痒感等、すでに苦痛が強いため、非侵襲的な方法を用いるべきであると考えた。 初年度は透析患者の足部の色素沈着部位、掻破痕、乾燥部位等の潜在的炎症や乾燥度を既知の指標を用いて検証し、透析患者においても妥当か検討する予定であった。しかし、コロナ禍であることから、予定していた施設に研究者が立ち入ることができず、研究ができなった。そのため、関連する文献の熟読、予定していた施設とは異なる施設と調整、倫理委員会の申請の準備を行った。当初の計画とは異なるが、コロナ禍であっても可能な方法を検討し、実施していきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
コロナ禍であることから、予定していた施設に研究者が立ち入ることができなかった。そのため、関連する文献の熟読、予定していた施設とは異なる施設の開拓、倫理委員会の申請の準備を行った。
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今後の研究の推進方策 |
調整中の他の施設において、研究を進めていく。あわせてコロナ禍であっても可能な方法についても検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍のため、施設に伺って対象者からデータをいただくことができず、データ収集や分析にかかわる人件費が必要なくなったために次年度使用額が生じた。予定していた施設と異なる施設と調整しているため、次年度は今年度予定していたデータ収集を行い、執行したいと考えている。
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