2023 年度研究成果報告書

外来看護師のためのe-learning教育プログラムの開発と検証～RCTを用いて

研究課題

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研究課題/領域番号	21K10753
研究種目	基盤研究(C)
配分区分	基金
応募区分	一般
審査区分	小区分58060:臨床看護学関連
研究機関	聖路加国際大学
研究代表者	松本文奈聖路加国際大学, 大学院看護学研究科, 助教 (60735603)
研究期間 (年度)	2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード	外来看護 / ジェネラリストナース / 教育プログラム / 臨床実践能力 / 看護実践能力 / 質の標準化 / 介入研究 / RCT
研究成果の概要	本研究の目的は外来で働くジェネラリストナースのための効果的な教育プログラムを開発することである。検討会を設置し教育プログラム教材を開発し、RCTのパイロットスタディを実施した。外来部門配属後のオリエンテーション資料に位置付け、動画教材を14コンテンツ作成した。段階的に学習を進められるよう3チャプター構成とした。e-ラーニングWEBサイトを構築し、介入群12名、対照群11名に対しパイロットスタディを実施した。事前事後テストにおいて有意な学習効果は得られなかったが、外来で行われている看護を共有するツールとなるという点で高い評価があり、動画教材開発継続の方向性を得た。
自由記述の分野	慢性期看護
研究成果の学術的意義や社会的意義	医療施設の機能分化、平均在院日数の短縮、患者ニーズの多様化に伴い、病院外来は、治療の場としての重要性が高まっている。外来で働く看護師の多くはジェネラリストナースである。外来看護の質の標準化が期待される一方で、外来での看護に焦点を当てたジェネラリストナースのための教育研修体制の構築は、未だ途上である。時間や場所にとらわれない教育プログラムの開発は、外来看護師の学習機会を拡充し推進すると考える。また、学習効果の学術的検証により、看護実践能力の効果的な向上、外来看護の質の標準化に寄与する可能性を持つ。