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2021 年度 実施状況報告書

重症救急患者の家族成員におけるレジリエンスを支える看護援助モデルの作成

研究課題

研究課題/領域番号 21K10756
研究機関同志社女子大学

研究代表者

森島 千都子  同志社女子大学, 看護学部, 助教 (80735879)

研究分担者 林 優子  関西医科大学, 看護学部, 教授 (50284120)
瀬戸 奈津子  関西医科大学, 看護学部, 教授 (60512069)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードレジリエンス / 重症救急患者 / 家族 / 看護援助モデル
研究実績の概要

本研究では、急性重症患者の家族成員のレジリエンスを支える看護援助モデルの作成を目的としている。2021年度は、急性重症患者の家族成員のレジリエンスの構造を明らかにするために行った概念分析の結果から、家族成員を対象としたインタビューガイドを作成し、インタビュー調査を実施している。
①研究対象:ICU等の重症集中治療室に緊急入院した急性重症患者のうち、退院または他施設に転院した後も生活支援が必要となることが予想される患者の家族10~15名。対象者の選定条件は、ICUに緊急入院した患者の家族で、患者の容態が安定し、一般病棟への転室もしくは他施設への転院が決定している患者の家族とした。患者・家族ともに小児、未成年者などの母子関係に影響する対象者は除外とした。
②データ収集期間:倫理審査委員会承認後の2021年10月から2022年8月までを予定し、現在5名のインタビューが終了している。
③データ収集方法:同意が得られた家族に対して、半構造化面接を実施した。面接は対面とオンラインでのインタビューを組み合わせて実施している。
④インタビューガイドの内容:患者の発症から現在までの体験からレジリエンスを抽出して聞き取れるよう急性重症患者のレジリエンスの概念分析の結果をもとにインタビューを実施した。基本属性として、患者との続柄、家族構成、患者の疾患・治療、ICU入室期間、頼りにしている人等を聴取した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

コロナの影響により、12月~3月まで研究対象施設の立ち入りができない状況になり、急性重症患者の家族を対象としたフィールド調査を中断していたため予定より遅れている。
対象施設を追加し、4月からフィールド調査を再開した。

今後の研究の推進方策

急性重症患者の家族へのインタビュー調査終了後、家族を対象とした研究結果をふまえて、急性重症患者看護専門看護師を対象としたインタビュー調査を開始する予定である。援助モデル案を作成する予定である。
家族と専門看護師を対象としたインタビュー調査の結果と、概念分析や先行文献の結果をふまえたモデル案を作成する予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナの影響でデータ収集が遅れており、データ収集のための旅費と対象者への謝金の支払いができていない。また、新たな知見を得るための学会参加がオンラインとなり旅費が不要となったため。
2022年4月よりデータ収集を再開しているため、データ収集のための旅費と対象者への謝金、研究の精度を上げるための研究会への参加を予定している。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 急性重症患者の家族成員におけるレジリエンスの概念分析2021

    • 著者名/発表者名
      森島千都子
    • 雑誌名

      日本クリティカルケア看護学会誌

      巻: 17 ページ: 98-109

    • DOI

      10.11153/jaccn.17.0_98

    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2022-12-28  

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