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2025年度は以下の2つの研究を実施した。 研究1 【目的】前立腺がんでIMRTを受ける患者の照射位置再現に関する困難状況として、治療時の畜尿量や排便・排ガスのコントロールの現状と処置、看護師によるアセスメントと看護介入の実態を明らかにする。【方法】日本放射線腫瘍学会認定施設で前立腺がんIMRTを受ける患者の看護に携わっている看護師266名に無記名自記式質問紙調査を実施した。【結果】前立腺がんIMRTの患者数約10件/日に対し、畜尿量の過不足により治療時間の延期や排尿の処置を必要とするケース、直腸内の便・ガスの貯留により排便・排ガスの促しや排気カテーテル挿入の処置を必要とするケースが一定数あることが分かった。畜尿に関する判断を行う看護師は約15%、排便・排ガスは数%と少なかったが、処置の実施者は半数以上が看護師であった。排便・排ガスコントロールに関連する情報収集や患者指導項目は実施率が低い項目もあり、指導のためのパンフレットは約6割、患者による体調管理記録は3割の使用に留まっていた。以上より、必要な指導内容が網羅された体調管理記録作成の有用性が示唆された。 研究2 【目的】前立腺がんでIMRTを受ける患者の治療期間中の蓄尿や排便・排ガスコントロールのセルフマネジメント支援ツールとして「放射線治療ノート」を作成し、利便性・有用性を検証する。【方法】前立腺がんでIMRTを受ける患者に「放射線治療ノート」を用いたセルフマネジメント支援を行い、支援を行った看護師に無記名自記式質問紙調査を行った。【結果】本研究で作成した「放射線治療ノート」は、内容と仕様に関しては必要性が低い項目や記載欄の大きさなど改善を要する点が明らかになったが、セルフマネジメントの指導や患者の状態確認に有用であること、患者自身のセルフマネジメントを促進し、治療に関する不安の軽減にも有用であることが示唆された。
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