「処方別がん薬物療法説明書」は、病院内で多職種が患者説明に用いており(Web公開中)、多職種による途切れない患者・家族支援について検討した。 患者調査を実施し、患者からの「症状があったとき、どの程度になったら病院に連絡するのか迷う」の意見を踏まえ、行動支援として、患者・家族が病院へ連絡するかどうかの判断を補助するWebツールの制作に着手した。説明書は、患者・家族の知識の獲得・補強と医療者への報告の判断を助ける“情報提供ツール”で、Webの“行動支援ツール”とあわせて、いわば車の両輪とし、多職種が患者・家族と積極的に関わりをもつことで、患者の治療継続とQOL向上に寄与すると考える。
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