研究課題/領域番号 |
21K10866
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研究機関 | 佛教大学 |
研究代表者 |
早瀬 麻子 佛教大学, 保健医療技術学部, 講師 (10511909)
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研究分担者 |
江藤 宏美 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (10213555)
南嶋 里佳 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 助教 (10783764)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 災害支援 / 災害への備え / 助産師 / 母子支援 |
研究実績の概要 |
2022年度は前年度に収集したデータ(有効回答299名)の分析を進め、助産師の防災や減災に対する意識や研修ニーズを明らかにした。助産師の防災意識得点82.9(SD±9.1)点であった。防災意識得点に影響のあった項目は、被災経験、家族で災害時の取り決め、家庭内備蓄、妊産婦から災害対応を聞かれた経験、災害支援活動希望、災害支援ナース登録であった。助産師向けの災害研修は防災意識得点に影響がなかった。妊産婦から災害対応を聞かれた経験や被災経験、家族の取り決めや備蓄、災害支援活動の希望は、助産師の防災意識に影響を及ぼすことが明らかになった。災害研修は防災意識得点に影響がなかったことから、災害時に母子支援ができるよう防災意識を高める為の、系統的かつ包括的な研修が必要であることが示唆された。これらについては現在、論文投稿に向けて準備を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
助産師向けの研修プログラムについては、そのニーズが明らかになり、オンデマンドと対面型集合研修から構成する予定であったが、コロナ禍で集合研修が不可能な状況であり、研修効果を考えてオンデマンド配信の開始時期を遅らせた。その為、計画を小修正し、研修評価ツールとして使用するための尺度開発(日本語版作成)を実施してしている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、研修評価ツールを作成しつつ、オンデマンド研修に向けて動画作成、対面研修の実施に向けて具体的な準備を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍で集合研修ができず実施計画が遅れたため、助成金使用計画が変更となった。
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