研究課題/領域番号 |
21K10884
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研究機関 | 福島県立医科大学 |
研究代表者 |
石井 佳世子 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (40336475)
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研究分担者 |
後藤 あや 福島県立医科大学, 公私立大学の部局等, 特任教授 (00347212)
吉田 和樹 医療創生大学, 看護学部, 准教授 (10738363)
津富 宏 静岡県立大学, 国際関係学部, 教授 (50347382)
佐々木 美恵 埼玉学園大学, 人間学部, 教授 (50458238)
渡邉 一代 福島県立医科大学, 看護学部, 講師 (70622322)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 産後うつ / 夫婦 / 育児支援 / 共感 / 介入プログラム / 妊娠期 |
研究実績の概要 |
本研究は、両親を対象とした妊娠期から産後までの切れ目ない育児支援プログラムをオンラインで実施し、対照群を設けることにより、産前産後の育児支援プログラムの介入効果を確認することを目的としている。 令和5年度は7月9日に7組、7月17日に4組、7月29日に2組の合計13組の夫婦に妊娠中のプログラムを実施した。そのうち、研究の同意が得られた夫婦は7組であった。オンラインによるプログラムであったためか、対面による話し合いと比較して間が取りにくく話し合う内容に深まりが出なかったことが課題となった。また、もう少し話し合いの時間を増やしてほしいという意見も聞かれた。 その後、産後にかけて参加を呼びかけ、1月28日に産後のプログラムを実施したが、妊娠期からの継続者は1組、産後のみの参加者は3組であった。 今後は、6月2日に第2回目の産後のプログラムを実施予定である。 その他、8月に愛知県ウィンクあいちにおいて、「産前子育て教室をすべての親に」というテーマで話題提供を行った。さらに、11月に第29回日本子ども虐待防止学会で「産前から夫婦そろっての親準備教育による児童虐待予防を考える」というタイトルで、シンポジストとして参加した。現在は東北大学のコペアレンティングプログラムと共感セッションを融合し、モジュール版プログラム開発中である。本シンポジウムにより、関西地方の育児支援団体の方2団体や愛知県議会議員とのつながりもでき、zoomを使って本プログラムの実施に関するミーティングを行ったところである。本プログラムの参加者募集にもご協力をいただいている。また、福島県郡山市の育児支援団体では、本プログラムを団体に所属している支援者に向けて実施したところである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
支援団体にも協力していただいているが、対象者が思ったよりも集まらず、対照群を設けて実施するのが難しい状況である。
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今後の研究の推進方策 |
協力してくれる支援団体はしだいに増えているが、さらに今年度の学会で協力団体の参加をよびかけたいと考えている。
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次年度使用額が生じた理由 |
今回プログラムで使用する物品が多く、出費が多くなった。しかし、次年度は使用物品に予備があるため、使用範囲内の出費に収めていく予定である。
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