研究課題/領域番号 |
21K10887
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研究機関 | 富山県立大学 |
研究代表者 |
西村 香織 富山県立大学, 看護学部, 助教 (20846133)
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研究分担者 |
北島 友香 富山県立大学, 看護学部, 助教 (00846131)
表 志津子 金沢大学, 保健学系, 教授 (10320904)
寺井 孝弘 富山県立大学, 看護学部, 講師 (20595326)
松井 弘美 富山県立大学, 看護学部, 教授 (70515725)
工藤 里香 富山県立大学, 看護学部, 准教授 (80364032)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 気がかりな妊婦 / 妊娠早期 / 認知過程 / 尺度開発 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は看護職が妊娠早期に活用する気がかりな妊婦のアセスメント指標を開発することである。今年度は看護者が気がかりな妊婦を見い出すための認知過程を明らかにすることを目的に臨床経験4年目以上の看護職へのインタビューを計画した。 8施設から20名(うち助産師14名、保健師6名)にこれまでの経験から気がかりな妊婦と感じた事例を語ってもらい、事象ごとに分析を行った。その結果、20名の対象から約80事象、50のサブカテゴリーが抽出された。看護者が気がかりな妊婦を見い出すプロセスとして、見た目や雰囲気、会話を通しての看護者の五感を通した気づきから、過去の学習や臨床経験をもとに比較し、産後の育児が円滑にできるのか、児に愛着がもてるのか、生活が成り立っていくのか、家族の支援が得られる環境にあるかなど予測して抽出していた。これらをもとに現在、尺度開発のための全国調査に向けて質問項目を作成、検討している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在、予定していた約20名の看護者にインタビュー調査を実施でき、分析から質問項目の作成に向けて取り組めている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は質問項目を抽出した後に専門家会議で項目の精選を行い、全国の分娩取扱施設2000施設および市町村母子保健センター2000施設の中から看護職計2000名を対象に調査を実施する(助産師1000名、保健師1000名)。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由として、COVID-19の拡大により旅費が未使用となっている。また、インタビューのデータ分析に時間を要しており、質問紙調査の統計解析ソフトSPSSは次年度に購入予定とする。次年度は全国調査を実施するため、郵送費、謝金等に予算を計上する。また、国際学会での発表、英語論文の投稿に向けた予算として活用したい。
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