研究課題/領域番号 |
21K10888
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研究機関 | 公立小松大学 |
研究代表者 |
坂本 めぐみ 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (50279577)
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研究分担者 |
山田 貴代 公立小松大学, 保健医療学部, 講師 (40453063)
兼宗 美幸 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 教授 (50214490)
北岡 和代 公立小松大学, 保健医療学部, 教授 (60326080)
中島 素子 金沢医科大学, 医学部, 非常勤講師 (60559508)
久司 留理子 公立小松大学, 保健医療学部, 助手 (70881994)
鋤柄 増根 名古屋市立大学, 大学院人間文化研究科, 名誉教授 (80148155)
松永 洋子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 教授 (90709023)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | インターネットゲーム / ゲーム障害 / 公立学校教員 / 児童生徒指導 / e-ラーニング |
研究実績の概要 |
令和5年度は昨年度に制作した,児童生徒のインターネットゲームの問題を理解するための教員向けe-ラーニング研修教材(以降,研修とする)について,受講者の受講後のアンケートならびに受講前後の知識の調査結果を分析し評価を実施した。 公立学校教員対象に実施した研修受講後の評価では,研修内容は「非常にわかりやすい」が39.4%,「わかりやすい」が53.5%であった。教材内容の方向性は対象者自身の考えと「全く同じである」との回答は3.2%,「ほぼ同じ」が84.5%であった。 研修ついて「とてもよい」との回答を得た内容は「児童生徒のネット・ゲームの実態調査結果報告」(38.0%),「子どもとのルールの作り方」「ゲーム障害の基礎知識」(共に35.5%)であった。研修受講前後のインターネットゲームに対するイメージにおいて,有意に変化をした項目は「楽しい」1項目であり,「やさしい」「関心のない」の2項目は女性のみ有意に変化した。 研修受講前後の知識テスト17問の正答率では,児童生徒の問題に対する対応やゲーム障害の知識等の8項目の正解率が有意に上昇した。インターネットゲームに関する教育的実践に対する意識の項目では,保護者との連携や対応に対する必要性と,担当する児童生徒のクラスでのインターネットゲームに関するルール作りなどの正答率が有意に変化し,児童生徒への説明について「できる」との回答率が有意に上昇した。これより本研修の内容の有効性を評価した。 一方で,研修時間が長いと感じる意見や,疑似双方向型e-ラーニング方式について「抵抗がある」との回答が2.3%にみられた。これらの改善点を基に次年度は修正を行い,よりよい研修教材を制作する必要があることが明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
児童生徒のインターネットゲームによる障害の予防に関する専門職の調査が遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
データの分析を進める。また当該領域の専門職の支援を得て、研修プログラムの修正を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度に予定していたe-ラーニングの修正、並びに受講システム制作、論文投稿料として予算を計上していたが、間に合わなかったために次年度使用額が生じてしまった。次年度に使用予定である。
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