研究課題/領域番号 |
21K10905
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
遠山 房絵 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (70845073)
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研究分担者 |
森 恵美 千葉大学, 大学院看護学研究院, 教授 (10230062)
前原 邦江 千葉大学, 大学院看護学研究院, 准教授 (00302662)
岩田 裕子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 特任准教授 (00292566)
木村 佳代子 千葉大学, 大学院看護学研究院, 助教 (30635371)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 看護 / 第2子を迎える家族 / 第1子のレディネス / 夫婦 / ペアレンティング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、第2子誕生前に夫婦が第1子のレディネス(兄姉になることに向けての心理社会的な準備状態)を高めるために行っていた親役割行動とその調整・協働状況を夫婦各々から聞き取り、その行動が第2子誕生後現在の第1子の反応にどのように影響していたか明らかにすることである。さらに、その結果から、第2子誕生前の第1子のレディネスを高める親役割行動の協働や実行を促す、第2子誕生を迎える夫婦と第1子に対する看護介入概念モデルを作成し、それに基づいた看護介入プログラムの開発を行うことである。 初年度である令和3年度は、以下のように研究活動を行った。 1.文献検討および情報収集:国内外の研究成果などの情報収集を行った。①第2子誕生前後の親役割行動、②第1子の第2子誕生による影響、③夫婦のペアレンティング調整行動について情報収集し、文献整理を行った。また、ミックスメソッドについて研修を受講した。 2.倫理審査委員会への研究計画書提出と承認:文献検討および研修を通して研究計画書を再検討し、倫理審査委員会に研究計画書を提出した。 今後は、研究協力施設および協力者を募集し、データ収集をすすめていく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究実施計画に沿った遂行を目指して、令和3年4月から研究データ収集を開始する予定であった。しかし、この目標には到達していないため、進捗状況は「やや遅れている」と判断した。 COVID-19感染症流行の影響を受け、当初の研究計画を再考する必要があると判断した。 令和4年度は本研究を前向きに進めていく予定である。
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今後の研究の推進方策 |
以下のように、研究実施計画を修正して進めていく。 1.データ収集と分析:令和4年5月以降、研究協力施設に出向いて研究協力依頼を行う。 令和4年5月から令和4年12月、許可を得られた研究協力施設からデータ収集を開始する。令和5年12月末を目途に、収集した研究データの分析を行い、結果をまとめ、看護介入プログラムを考案する。 2.成果発表:令和5年度内、国際看護学会において研究成果を発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究1では人件費や学会参加に伴う費用が2021年度は支出不要となったため、これらを2022年度に使用予定である。また、研究協力施設の募集を進める。これらに必要な印刷費、封筒などの物品費、郵送費、人件費が必要である。 新型コロナウィルス感染症拡大の影響により、通信システムを用いての研究協力施設との打ち合わせや研究メンバー間の話し合いが必要になる可能性が高い。通信システム使用に伴う費用も必要である。
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