研究課題/領域番号 |
21K10931
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研究機関 | 関西学院大学 |
研究代表者 |
松井 学洋 関西学院大学, 教育学部, 准教授 (70549211)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 脳性麻痺児 / 概日リズム / 自律神経活動 / 睡眠覚醒リズム |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、24時間の心拍変動と活動量の定量的な測定を通して、①脳性麻痺児の自律神経活動の概日リズムの特徴を明らかにする、②脳性麻痺児の睡眠覚醒リズムの特徴を明らかにする、③睡眠覚醒リズムを含む生活環境、臨床像、在宅看護援助が自律神経活動の概日リズムに与える影響を検討し、生理機能の安定につながる看護援助を探ることである。2021年度は、小型の心拍変動記録機器ActiHR5及び解析ソフトActiheart Software(CamNtech社、イギリス)、活動量計MTN-220(アコーズ社、日本)及び解析ソフトSleepSignAct2(キッセイコムテック社、日本)、解析用PCを購入し、測定方法の確認と標準化を図った。また、依頼書、同意書、睡眠日誌、質問紙の作成を行いながら、関西学院大学「人を対象とする医学系研究倫理審査会」に倫理審査の申請を行い、承認を得た。 一方、今年度は度重なるコロナウィルス感染症拡大によって、年間のほとんどが緊急事態宣言もしくはまん延防止等重点措置の期間となり、実質的な移動制限、接触制限により主に重症児のデータ収集が実施できなかった。今後、感染症が終息次第、定型発達児及び神戸市内の障害児医療福祉施設及び児童デイに通院・通園している重症児を対象にデータ収集を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の拡大と緊急事態宣言の発令等により、主に重症児への研究依頼、データ収集が実施できなかった。当初計画より重症児、定型発達児共に十分なデータ収集ができない状況が続いており、遅れが生じている。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度末から徐々に社会的な規制が緩和されつつあることから、感染状況と安全面に配慮しながらデータ収集を再開する予定である。また、Zoom等のWeb会議システムで、研究依頼、測定手技の説明、インフォームドコンセントを行うことも検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究機器の購入に伴う物品の執行については概ね計画通りであったが、当初計画の遅延により他の費目において執行予定金額との間に差異が生じた。残額については、次年度のデータ収集の進捗に従い、調査旅費、追加の機器購入、人件費等で執行する予定である。
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