研究課題/領域番号 |
21K10934
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浦尾 悠子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任講師 (40583860)
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研究分担者 |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
小柴 孝子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40816295) [辞退]
海地 伊沙名 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40843785)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 認知行動療法 / 予防 / e-learning |
研究実績の概要 |
2022年度は、昨年度までに作成した「勇者の旅」e-learning版プログラムを用いて、パイロットスタディを実施した。公式Webサイトやチラシ等で参加者を募集し、研究参加を希望した親子のうち、基準を満たした45組を対象とした。全9回のe-learningプログラムは、各家庭にて、PCやタブレット端末から、毎週1ステージずつ、任意の時間に実施された。2022年度末の時点で、45組中13組がドロップアウトとなったが、残り32組のうち27組が学習を完了し、残り5組が学習継続中となっている。 e-learningプログラム開始前に、背景情報(親子の年齢、性別、家族構成等)やAQ(日本語版自閉症スペクトラム指数)等の調査を実施している。なお、介入のアウトカム指標として、SCAS-C(スペンス児童不安尺度子ども版)、SCAS-P(スペンス児童不安尺度保護者版)、ERSQ(感情調節尺度)、SDQ保護者版を、それぞれプログラムの実施前(pre)、実施後(post)、フォローアップ(FU)の計3回、実施する計画であり、現在、postおよびFUのデータ収集中である。 また、次年度に実施予定の学校現場でのe-learning版プログラム活用へ向けて、公式Webサイトやチラシ等で協力校のリクルート活動を開始したほか、学校・学級で一斉に運用することを想定したe-learningプログラムの改修についても検討を進めている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の計画通り、パイロット研究を実施することができ、ドロップアウト率も想定の範囲内でデータ収集を行うことができているため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度中にはFUデータ収集を完了し、データ固定後に解析を行う。その後、学会や研究成果の公表を行うとともに、論文化を目指す予定である。 また、2023年度はe-learningプログラムを学校のフィールドで活用した場合の効果検証研究を目指し、協力校をリクルートする予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
今年度はe-learningプログラムのシステム改修等の費用を必要としなかったが、次年度は学校現場にてe-learningプログラムを実装するために、システムの改修を行う必要があるため。
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