研究課題/領域番号 |
21K10934
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
浦尾 悠子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任講師 (40583860)
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研究分担者 |
清水 栄司 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (00292699)
小柴 孝子 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40816295) [辞退]
海地 伊沙名 千葉大学, 子どものこころの発達教育研究センター, 特任研究員 (40843785)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 認知行動療法 / 予防 / e-learning |
研究実績の概要 |
令和5年度は、昨年度実施したeラーニング版プログラムの実施可能性研究のデータ分析と論文化を行った。研究に参加した親子42組のうち、10組(23.8%)がドロップアウトとなり、残り32組が分析対象となった。プログラムの満足度調査については、子どもの84.4%(27/32 名)、保護者の96.8%(30/32 名)が「全体的に受講してよかったか」との問いに「そう思う」「ややそう思う」と回答をした。以上より、「勇者の旅」eラーニング版がインターネットベースのCBTプログラムとしてはドロップアウト率が低く、満足度についても先行研究に対して遜色ないことが確認された。また、ベースラインからフォローアップにかけて、保護者が回答した子どもの不安のスコア(SCAS-P)が有意に低減し(-5.03, p < 0.05)、子ども自身が回答した感情調節スキルのスコア(ERSQ)が有意に上昇した(9.24, p < 0.05)。子ども自身が回答した不安のスコア(SCAS-C)は有意な低下が観測されなかった(p = 0.08)が、心理尺度の分析結果からも「勇者の旅」eラーニング版について一定の実施可能性が示された。現在、国際誌への投稿準備中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに研究を進めることができているため。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は小学校2校でクラス集団を対象としたeラーニング版プログラムの実施とデータ収集を行ったため、令和6年度はそのデータ解析と論文化を行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度は令和5年度に収集したデータの分析および論文化を行う予定であり、そのための経費が必要となるため。
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