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2023 年度 実施状況報告書

妊娠初期から乳幼児期まで切れ目なくDV被害母子を支援するモデルの開発に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K10941
研究機関静岡県立大学

研究代表者

藤田 景子  静岡県立大学, 看護学部, 教授 (60587418)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2027-03-31
キーワードドメスティック・バイオレンス / DV / 子ども虐待 / 子ども / 別居後 / インタビュー
研究実績の概要

DVを受けた母親や子ども達が暴力をふるっていた加害者と離れた後、どのような助けを必要としているのか明らかにすることを目的に研究を行っている。本年度は、DVのある家庭で育ったが、母親と共に加害者と離れた子どもが、「大人に対してどのようなイメージを持っているのか?大人にどんなふうに関わってほしいのか?どんな大人になりたいのか?などについて」研究への参加の協力が得られた子どもを対象にインタビューを行った。
小学生から高校生までの12人が参加した。インタビューは、小学生、中学生から高校生のグループに分かれて行った。
大人にどんなふうに関わってほしいかについては、しっかりと子どもの意見にも耳を傾けてほしい、子どもの話をしっかり聞かずに、自分の意見を押し付けてくる大人は嫌だと多くの子ども達から意見があがった。また、子ども達は、大人が例え自分の考えに否定的だったとしても大人の立場からどう考えているのか、その考えの根拠をしっかり教えてほしいと望んでいた。
これは、理由がわからないまま怒られたりすることは理不尽だと感じるからとのことであった。子ども達の意見は、大人だろうが子どもだろうが、人として他者に関わる際に他者に求める大切なことと共通していると考えられた。このように、子ども達はしっかりと自分の意見をもって生きており、その考えを言葉で他者に伝えられる力があると考えられる。子どもたちの言葉にしっかりと耳を傾け共に話のできる大人が増え、子ども達が生きやすい社会の仕組みを検討する必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本年度、研究者の妊娠が分かり体調不良となった時期があったこと、年度途中で産休に入ったため、研究の進捗に遅れが生じている。

今後の研究の推進方策

本年度、子どもへのインタビューと共に、子どもの母親への研究の依頼を行い研究参加への意思が得られているため、研究再開時、研究を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

年度途中で産休に入り、研究を中断したため。

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公開日: 2024-12-25  

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