研究課題/領域番号 |
21K10959
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研究機関 | 大手前大学 |
研究代表者 |
木野 寛子 大手前大学, 国際看護学部, 講師 (60712198)
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研究分担者 |
上澤 悦子 京都橘大学, 看護学部, 教授 (10317068)
谷口 光代 京都先端科学大学, 健康医療学部, 客員研究員 (30613806)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 産後うつ / 妊婦の筋肉量 / エクササイズ |
研究実績の概要 |
本研究の目的である、妊婦の筋肉量の妊娠中から産後の経時的変化、筋肉量と疲労度、産後うつの関連を明らかにすることについての進捗状況は、体組成計とデータ管理のためのPCを購入し、研究協力施設とデータ収集方法の調整中であり、方法が決定次第、倫理審査を進めていく予定である。妊娠中の適切なエクササイズ方法や、現在の産後うつの状況につちえは、関連の文献検討を進めている。 妊婦の筋肉量については、関連研究も進めている最中である。関連研究の結果によると、体重に対する筋肉量の割合は、妊娠末期になるに従い増加し、産後は減少する。しかし、妊娠中のエクササイズや運動の実施の有無により、やや減少率に差が見られる。産後すぐは、ほぼ全てに褥婦が軽いストレッチなどのエクササイズしかすることはできず、妊娠中のエクササイズや運動が関連していると考えられる。しかし、関連研究では限界があり、本研究で関連を調べていく予定である。 産後うつは身体的疲労と精神的疲労が複合的に要因となっている。身体的疲労には体力が関連しており、筋肉量の維持は疲労回復に効果があると考えられる。昨今の新型コロナの影響で、産後うつも増加傾向であり、早急な対応が求められている。 本研究の筋力トレーニングプログラムは、自宅でできるプログラムを考えている。筋力トレーニングは自宅で短時間の実施可能なエクササイズなため、現在のコロナ禍においても有用なエクササイズとなると考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
プログラム開発の文献検討を行っている。 倫理審査のための研究計画書はほぼ作成できているが、現在継続中の新型コロナ感染症のため、研究協力施設との調整が進まず、データ収集に至っていない。
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今後の研究の推進方策 |
2022年前半:文献検討を終了し、研究倫理委員会への倫理申請を行う。研究協力施設との調整を進めて、データ収集のための方法を検討する。 2022年後半:データ収集を開始し、プレとして10名から20名のデータ収集を行なったところで、今後のデータ収集内容と方法について検討する。 2023年前半:データ収集を進め、分析を行う。2023年後半:結果をまとめる
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度はデータ収集にまで至らず、研究協力者に支払う謝金が少なかったため。また、情報収集のための学会がオンデマンドでの開催だったため、旅費に使用しなかった。 次年度はデータ収集のための謝金および旅費、また分析に使用するソフトの購入を検討している。
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