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2022 年度 実施状況報告書

大学生の食生活リテラシー獲得を目指すソーシャルメディア活用型学習プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K10981
研究機関東邦大学

研究代表者

渡辺 昌子  東邦大学, 看護学部, 助教 (90405613)

研究分担者 岸 恵美子  東邦大学, 看護学部, 教授 (80310217)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード健康教育 / 食生活リテラシー / スマートフォン / ソーシャルメディア / 大学生
研究実績の概要

本研究は、大学生の食生活リテラシー向上に向けた、ソーシャルメディア活用型のオンライン学習プログラムを開発し、その効果と課題を検討することである。
2022年度は、本調査のプレ調査として、少人数の大学生を対象とし、スマートフォンアプリ上のソーシャルメディアを媒体とした食生活リテラシー学習プログラムを実施するとともに、その前後でオンライン調査を実施することで、学習プログラムの効果と課題について検討した。オンラインアンケート調査の量的分析を経て、本研究で開発したプログラムが大学生の食生活リテラシー改善に一定の学習効果がある可能性が示唆された。同時に、学習プログラム参加について対象者にオンライングループインタビューを行うことで、学習プログラムの要素別に見た具体的な学習内容やグループ学習の成果と課題について明らかにすることができた。
これらの結果をもとに、学習プログラムの日程や内容、構成を修正し、さらにそのプログラムについて各分野の専門家(ヘルスリテラシー学習プログラム開発者、食生活リテラシー尺度開発者、大学生の健康に関わる部署で勤務する保健師・栄養士等)から意見を聴取した。また、学習プログラムの成果をより明確にするために、調査項目の精選を行った。
上記の経過を経て修正した学習プログラムとオンライン調査について、今後数十名の大学生を参加対象として展開することを計画している。その実施に向けて、2月に所属機関において研究倫理審査申請を行い、研究準備を進めている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

本研究において、2022年度内に計画していたプレテストを実施することはできた。そのため、調査実施の点では順調に進んでいる。一方で、調査の結果を学会発表および論文投稿することができなかったため、2023年度以降に研究成果を発表できるように努める必要がある。

今後の研究の推進方策

2023年度は、本調査として、修正した学習プログラムを数十名程度の大学生を対象として実施する予定である。現在、当該研究について研究倫理審査申請中であるため、承認後に都内の大学に研究対象者公募の協力を依頼し、ポスターにより対象者を公募する。研究に関心を示した大学生に書面で研究の説明を行い、研究協力を得られる者に研究参加同意手続きを行う。その後、対象者を数名ごとにグループ編成し、ソーシャルネットワークシステムのスマートフォンアプリを媒体とした学習プログラムを実施する。

次年度使用額が生じた理由

2022年度に備品(ノートパソコン)等の購入を想定していたが、現在使用しているものがまだ使用可能であったため購入を見送ったこと、研究成果を海外の学会で発表する予定であったが、結果の分析が遅れ学会発表を行うことができなかったことから使用額に変更が生じた。2023年度以降の予算を活用し、研究成果を公表するための費用とする。

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公開日: 2023-12-25  

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