研究課題/領域番号 |
21K10982
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研究機関 | 東京純心大学 |
研究代表者 |
塚本 都子 東京純心大学, 看護学部, 教授 (90639684)
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研究分担者 |
山本 君子 東京純心大学, 看護学部, 教授 (00622078)
平川 美和子 弘前医療福祉大学, 保健学部, 教授 (50775244)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 大学生認知症サポーター / 傾聴 / グループホーム / オンラインボランティア |
研究実績の概要 |
2023年度は、研究者所属大学の研究倫理審査の承認(承認番号2022-5)を得て、研究計画書に従い実施した。12月18日と1月15日の2回にわたり、大学生を対象とした認知症サポーター養成講座を開講し、26名のサポーターを養成した。2023年5月、COVID-19感染症が5類感染症に移行後において、施設内の感染症予防対策と利用者である認知症高齢者への支援の質に関する課題などグループホームでの情報を入手した。認知症対応型共同生活の場であるグループホームにおいて、外出・外泊・面会の制限は続いており、施設内対面でのボランティアの再開は難しい状況が続いており、職員はオンラインでのボランティアの実施を切に願っていることが明らかになった。これらの結果は、コロナ禍である2022年12月に実施した「東京都すべての高齢者施設に勤務する看護職・介護職の認知症ケアに関する意識調査」結果と一致していた。 養成した26名の大学生サポーターのうち、施設認知症高齢者への傾聴とコミュニケーションを中心としたオンラインボランティアを希望する学生のうち施設の希望日時と一致した4名を選出し、研究概要の説明と同意を得たのち、ボランティア保険に加入し2月16日、3月1日に各2名ずつ実施した。さらに、ボランティア実施後の3月1日に施設職員とボランティア実施大学生とのオンライン振返り交流会をインタビューガイドにもとづきフォーカスグループインタビュー形式で実施した。録音したその内容はテープ起こしを行った。
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備考 |
コロナ禍の2022年12月に東京都すべての高齢者施設に勤務する看護職・介護職を対象に認知症ケアに関する意識調査を実施した結果である。施設内でのCOVID感染予防対策は介護老人保健施設では実施率が高がった。認知症高齢者ケアに対する意識、オンラインボランティアニーズは全施設高かった。
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