研究課題/領域番号 |
21K10983
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研究機関 | 湘南医療大学 |
研究代表者 |
山崎 真帆 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 講師 (50725132)
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研究分担者 |
渡部 月子 松蔭大学, 公私立大学の部局等, 教授 (20249064)
澤井 美奈子 湘南医療大学, 保健医療学部看護学科, 准教授 (90520776)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 家庭訪問 / 地域 / 見守り / 民生委員 / 児童委員 |
研究実績の概要 |
我が国では、約23万人の民生委員児童委員が、ひとり暮らしの高齢者や支援を必要とする家庭の見守りなどを目的とした家庭訪問を行っている。医療職や福祉職ではない一般市民が、民生委員児童委員を委嘱されたことにより、見守りや家庭訪問などの活動を、知識や経験がほとんど無いまま見よう見まねで行っているのが地域の現状であり、特に新任の民生委員児童委員は家庭訪問をすることに抵抗を感じる者も多い。また、家庭訪問をしても、冷たくあしらわれたり、拒絶されたり、クレームを言われたりすることがあり、私たちの研究でも、民生委員児童委員は家庭訪問を負担に感じていることが示唆されている。 そこで本研究では、民生委員児童委員が行っている家庭訪問の実態を明らかにし、地域における見守り活動を強化するための家庭訪問支援プログラムを開発することを目的とする。そのことにより、地域における見守り活動が強化され、誰も孤立させない地域づくりを目指している。 令和3年度(2021年度)は、推測していた以上に新型コロナウイルス感染症が収束しなかったこと、まん延防止重点措置期間が長期間継続したことにより、地域における家庭訪問や地域住民の集まりが制限され、対面でのインタビューは延期することとした。令和3年度(2021年度)の研究実績として、1)倫理審査の申請、2)文献レビュー、3)地域の民生児童委員の会議への出席 を行った。令和4年度(2022年度)に令和3年度(2021年度)の研究成果発表を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和3年度(2021年度)は、推測していた以上に新型コロナウイルス感染症が収束しなかったこと、まん延防止重点措置期間が長期間継続したことにより、地域における家庭訪問や地域住民の集まりが制限され、対面でのインタビューは令和4年度(2022年度)に延期した。
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今後の研究の推進方策 |
1)2022年度 質的記述的研究:民生委員児童委員の経験が1期以内の者(経験3年未満)10名程度を対象とし、「家庭訪問支援で困った経験」「着任時に家庭訪問について学んでおきたかったこと」などについて、インタビューを実施する。 2)2022年度 調査2 量的研究:A市民生委員児童委員全員(約320名)を対象に無記名自記式質問紙調査を実施。家庭訪問や見守りにおいて困難と感じている点、事前に学んでおきたかった事項、地区民生委員児童委員協議会での家庭訪問についての研修の内容とその評価について調査をする。 3)2023年度 調査3 介入研究(1)「家庭訪問支援パイロットプログラム」の実施。 4)2024年度 調査3:介入研究(2) 家庭訪問支援パイロットプログラムを「実施した地区」と「実施していない地区」に分け、分析をする。経験の豊富な民生委員児童委員や有識者から意見を得ながら、「家庭訪問支援プログラム」を完成させる。
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次年度使用額が生じた理由 |
まん延防止重点措置期間が長期間継続したことにより、地域における家庭訪問や地域住民の集まりが制限され、対面でのインタビューは令和4年度(2022年度)に延期した。そのため、次年度使用額が発生した。 延期となった調査を次年度実施した際に、当該助成金を活用していく予定。
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