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2022 年度 実施状況報告書

認知症対応型グループホームを拠点とした災害時要援護者防災・減災対策モデルの構築

研究課題

研究課題/領域番号 21K11029
研究機関日本赤十字豊田看護大学

研究代表者

百瀬 由美子  日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (20262735)

研究分担者 藤野 あゆみ  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (00433227)
池俣 志帆  椙山女学園大学, 看護学部, 准教授 (00527765)
天木 伸子  愛知県立大学, 看護学部, 講師 (40582581)
清水 宣明  愛知県立大学, 看護学部, 教授 (70261831)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワード認知症高齢者 / 防災・減災対策 / 認知症対応型グループホーム
研究実績の概要

本研究は、認知症対応型グループホーム(以下GHとする)を拠点とし、災害時要援護者である認知症高齢者の安心・安全を守り、災害被害を回避するために、認知症高齢者が呈するBPSDへの対応の特徴や認知症GHという事業所の特徴を踏まえた防災・減災対策モデルを構築することを目的としている。
今年度は、愛知県内の1GHにおいて、『災害弱者を基準とした地域災害対策プロトコル』に基づき、GHスタッフとともに「被災物語」及び「アクションカード」の作成を試みた。
「アクションカード」の具体例としては、地震発災時の振動で入所高齢者が【転倒】する危険性を想定した<外傷>、<打撲>への対応、その他【熱傷】【呼吸困難】等により医療行為を有する状況への対応、浴室、居室、ホールでの停電、トイレでの排水トラブル、扉の開閉困難、浸水、火災発生時の入所者の避難誘導など、GHの居住者特有のトラブルや被害を想定したアクションカードが作成された。
次年度は、このアクションカードを基に、避難訓練を試行するとともに、横展開するための動画作成を予定している。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

昨年度までのCovid-19感染拡大、予防対策のために、GHへの研修実施、フィールドワークの実施が困難であったため。

今後の研究の推進方策

当初立案した5段階構成の研究計画に則り、次年度は、作成したアクションカードに基づき避難訓練を試行し、GHの特徴を踏まえた防災・減災対策モデルを構築し、その有効性を検証する。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19感染予防対策の影響で、GHとの交流に制限あり、また本格的な避難訓練の実施が行えず、予算計上していた防災備品、消耗品等の執行が一部できなかったことと、情報収集のための学会参加がWeb開催となり旅費が不要となったため。

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公開日: 2023-12-25  

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