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2023 年度 実施状況報告書

日常生活におけるノンエクササイズアクティビティを測定する尺度の開発と検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K11050
研究機関九州大学

研究代表者

松永 由理子 (明時由理子)  九州大学, 医学研究院, 講師 (50612074)

研究分担者 藤田 君支  九州大学, 医学研究院, 教授 (80315209)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワードPhysical Activity / Sedentary Behaviour / Light Physical Activity / Accelerometer / Questionnaire
研究実績の概要

令和5年度は,女性生殖器がん(子宮頸がん,子宮体がん,卵巣がん)患者を対象に①横断的研究と②縦断的研究を実施し,身体活動量を評価した.
①女性生殖器がん治療後で続発性下肢リンパ浮腫がある患者54名を対象とし,改訂版The Short Questionnaire to Assess Health Enhancing Physical Activityおよび3軸加速度計による身体活動量を検証した.女性生殖器がん後の下肢リンパ浮腫がある患者は,一日の55.6%を座位行動,42.4%を軽強度活動,2.0%を中高強度活動に費やしていた. 家事を中心とした軽強度活動に従事する時間が多いことから,日常生活の中での軽強度活動を増加させることでの健康への効果が期待される.研究成果は日本看護科学学会で発表し,次年度中に論文発表の予定である.
女性生殖器がん患者は,がん患者の中でも特に身体活動量が低いため,周術期のより早期から介入することを目指し,Fitbitを用いた活動セルフモニタリングのパイロット調査を実施している.調査は術前,術後3ヶ月,術後6ヶ月の3時点で縦断調査を行い,現在,介入群および対照群の調査継続中である.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

活動セルフモニタリングのパイロット調査(術前から術後6ヶ月までの縦断調査)で,参加拒否や疾患非該当などの理由で目標対象数に達していない状況である.調査時期を延長し,対象者数を増やしていく予定である。

今後の研究の推進方策

縦断調査の対象者を増やし,活動セルフモニタリングによる介入効果を検証する.
令和6年度中に学会および論文にて研究成果を発表をする予定である.

次年度使用額が生じた理由

研究成果発表のための英文校閲費を次年度に予定している.

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 婦人科がん治療後で続発性リンパ浮腫がある患者の加速度計による身体活動量,睡眠と健康関連QoLとの関連2023

    • 著者名/発表者名
      松永由理子, 田中さとみ, 藤田君支
    • 学会等名
      第43回日本看護科学学会学術集会

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公開日: 2024-12-25  

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