研究課題/領域番号 |
21K11073
|
研究機関 | 日本赤十字九州国際看護大学 |
研究代表者 |
梶原 弘平 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (10437626)
|
研究分担者 |
緒方 文子 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (30616058)
角甲 純 兵庫県立大学, 看護学部, 准教授 (90751438)
原田 紀美枝 日本赤十字九州国際看護大学, 看護学部, 准教授 (90730789)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 介護者 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、ウェアラブルデバイスを活用した認知症の在宅介護者の介護行動の特性を明らかにし、在宅介護者における介護行動の可視化手法を検討することである。協力施設と連携し、認知症高齢者及び要介護高齢者の在宅介護者の介護行動をウェアラブルデバイスの活用により可視化し負担軽減の支援方法を検討する。本研究により、在宅介護者の包括的な介護状況のアセスメントとテクノロジーを活用した支援方法の開発につながり、開発した支援の活用により在宅介護の継続、介護負担感の軽減、介護者の精神的・身体的な健康の保持・増進、介護サービスの質の向上などの効果が期待されるものである。 今年度は、所属機関の研究倫理審査の承認を受けて、研究対象者となる認知症高齢者及び要介護高齢者の在宅介護者への調査を開始している。調査項目として、介護者の在宅介護の状況に関する項目は、介護者の概要(年齢、性別、介護年数、介護時間、続柄、等)、認知症高齢者及び要介護高齢者の概要(年齢、性別、認知症の有無、要介護度、日常生活自立度、介護サービスの利用状況等)、介護継続意思、既存の尺度を用いた認知障害の有無の測定、介護認識(介護負担、肯定的認識)、介護行動の記録及びウェアラブルデバイス(測定項目:脈拍、睡眠、歩数等)の機器を用いて調査を実施している。 現在は、4名の対象者より同意を取得し調査を行った。引き続き、共同研究者及び研究協力施設と連携して、対象者となる在宅介護者への調査を継続していく実施していく予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究対象となる高齢者の在宅介護者においては、COVID-19流行により、調査の開始及び進捗に影響を受けたため。
|
今後の研究の推進方策 |
COVID-19の影響も考慮し、共同研究者、研究協力施設と綿密に連携し、既に開始している調査を推進していく。
|
次年度使用額が生じた理由 |
進捗の遅れにより、次年度使用額が生じているが、研究計画の進捗に合わせて、翌年度の助成金と合わせて、使用を行っていく。
|