研究課題/領域番号 |
21K11160
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
高橋 芙沙子 関西医科大学, 看護学部, 講師 (40780482)
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研究分担者 |
李 錦純 関西医科大学, 看護学部, 教授 (60584191)
中里 祥子 関西医科大学, 看護学部, 助教 (50880431) [辞退]
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 認知症 / 移行期 / 多職種連携 / 訪問看護 |
研究実績の概要 |
本研究は、自宅で生活する認知症高齢者が、疾患の進行や介護負担の増強により自宅での生活が限界を迎え、サービス付き高齢者向け住宅や認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)等へ住まいを移す移行期に、そのケアに密接に関わる施設の介護職、ケアマネジャー、訪問看護師が実践している支援および連携の現状と課題を明確化し、認知症高齢者が新しい環境へ適応することを支援するためのプログラム開発の基礎的資料を得ることを目的としている。 住まい移行期にある認知症高齢者に対する、訪問看護師、ケアマネジャー、介護職の支援内容および連携の現状と課題の明確化に向けて実施した国内外の文献レビューでは、住まいの移行期に着目した研究はほぼ見受けられなかったが、施設における認知症高齢者ケアに対する困難感を抱える介護職が多いこと、多職種からの支援体制を整える必要があることが示唆された。 2023年度は、海外文献の再検討から明らかとなった、認知症高齢者が高齢者施設へ住まいを移行することが一般的である、北米やヨーロッパ、北欧を中心とした国々においても、住まい移行時の数か月間は認知症高齢者のQOLが低下すること、意思決定を含めて新しい環境への適応には看護師および多職種による支援が必要であることなどについて、英語による学会発表を行った。また、それに伴い質問紙調査の内容を再検討し、すでに活用されている認知症支援に関する評価尺度の使用について検討を行った。 次年度は、各専門職の支援内容、連携の現状や課題に関する質問紙調査、およびインタビュー調査を実施し、認知症高齢者の新しい環境への適応を支援するための方略について検討する。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
学内業務量が想定よりも増加したことにより、研究へのエフォート比が低下し、研究進捗に遅れが生じた。
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今後の研究の推進方策 |
質問紙調査の実施および分析、インタビュー調査を計画に沿って実施する。
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次年度使用額が生じた理由 |
海外文献の再検討から質問紙調査の内容変更を検討したことにより、質問紙調査の実施に至らなかったため、次年度使用額が生じた。次年度は質問紙調査および分析、インタビュー調査を使用計画に沿って実施する。質問紙調査票の作成、アンケート調査の実施と謝礼のため、次年度使用額を計上した。
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