雄性SDラットを用い,虚血-再潅流による脊髄損傷モデルを作製した.再潅流直後に,PBSか通常重力下で培養した骨髄由来MSC(1G-MSC)か模擬微小重力環境下で培養したMSC(MG-MSC)を注入した.トマトレクチンが結合した開通毛細血管のMSC投与による改善は僅かであった. 5週齢の雌性SDラットから採取した脊髄由来血管内皮細胞に対して,アポトーシスを誘導した.MSCをアポトーシス誘導後の内皮細胞培養環境に加えて共培養を行った.MSCを添加した共培養により,血管内皮細胞の生存率が増加し,アポトーシス率が減少した.MG-MSCの共培養が,1G-MSCの共培養よりもアポトーシス率を減少させた.
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