現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
昨年度は、3つの招待講演「第44回日本疼痛学会シンポジウム」、「第59回日本リハビリテーション医学会・シンポジウム」および「第26回 日本ペインリハビリテーション学会学術大会・シンポジウム」において、我々の最新の研究成果を発表することができた。このことは、本研究課題が多くの痛み研究者やリハビリテーション研究者に注目されていることを意味している。さらに昨年度はこれまでの研究成果をまとめた原著論文が国際学術誌であるScientific Reportsに掲載された(Minami K, Kami K, Nishimura Y, Kawanishi M, Imashiro K, Kami T, Habata S, Senba E, Umemoto Y, Tajima F. “Voluntary running-induced activation of ventral hippocampal GABAergic interneurons contributes to exercise-induced hypoalgesia in neuropathic pain model mice.” Scientific Reports. 2023)。このことは本研究課題が順調に発展していることを示している。このようにmesocortico-limbic systemに焦点を当てたEIH効果の脳メカニズムを明らかにする取り組みは、疼痛学分野における重要課題の一つであると言っても過言ではない。
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