研究課題/領域番号 |
21K11318
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
青木 弘道 東海大学, 医学部, 講師 (50514444)
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研究分担者 |
渡邊 伸央 東海大学, 医学部, 講師 (80396928)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | ミオカイン / プロテオミクス / DNAシ―クエンシング / ベルト電気式骨格筋電気刺激法 / 神経筋電気刺激法 |
研究実績の概要 |
神経筋電気刺激法(neuromuscular electrical stimulation;NMES)の一つであり日本独自のベルト電気式骨格筋電気刺激法(belt electrode skeletal muscle stimulation;B-SES)と、従来のサイクリングを用いた理学療法でのミオカインをはじめとする血中タンパク質の変動を網羅的に解析した。BSES施行した11名のボランティア被験者に対して前・後・1時間後の血液採取をし蛋白の変動を2種のプロテオミクス解析を用いて行った。 1)共通して上昇した蛋白はミオグロビン、CA3、FABPの3種であった。2)その3種の蛋白質上昇に関して4名が高応答群、7名が低応答群であった。3)高応答群、低応答群の違いの機序を探った結果、高応答群は乳酸値が高く、サイクリングPTの走行距離が短かかった。4)これらにより高応答群は速筋の割合が多く、その結果BSESの反応も高いものと推察された。 5)結論として患者におけるNMESの効果に関する個人差のメカニズムを解明する手がかりとなり、今後のNMESの有効活用に寄与する知見を得られたものと考えている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
実験は終了しており、現在得られた知見を論文にまとめている。
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今後の研究の推進方策 |
予定した実験は終了し、結果も得られており、現在この得られた知見を論文にまとめている。
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次年度使用額が生じた理由 |
目標症例数を達成するまでに当初の予定より時間を要したため、今年度論文投稿と追加実験に使用予定である。
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