研究課題/領域番号 |
21K11348
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研究機関 | 至学館大学 |
研究代表者 |
班目 春彦 至学館大学, 健康科学部, 教授 (40555653)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | バスケットボール / 3x3 / ゲーム分析 / 発達 / 性差 |
研究実績の概要 |
近年,バスケットボールは伝統的な5人制競技に加えて3人制競技も公式に行われており,東京2020大会からは3人制競技もオリンピックの正式種目として採用されている.5人制競技と3人制競技の間には,1回のゴールに与えられる得点や攻撃権を獲得してからシュートを放つまでに許容される時間など,選手の人数以外にも様々な相違点がある.しかし,バスケットボールに関する先行研究の大多数は5人制競技を対象としたものであり,3人制競技に関する研究は国際的に見ても極めて少ない.本研究は,3人制バスケットボール競技のゲーム構造の特徴を明らかにするとともに,選手の発達に伴うゲーム構造の変容や,その性差・地域差を明らかにすることを目的とするものである. 2021年度は,2019年に開催された3人制バスケットボール競技の男女ワールドカップ(男女各48試合)及び18歳以下(U18)男女ワールドカップ(男女各48試合)の分析を行った.初めに,試合映像に基づいて1プレイごとの記録をコンピュータに入力し,全192試合のプレイバイプレイを作成した.次に,作成したプレイバイプレイに基づいて,各試合の勝ちチーム及び負けチームごとにゲーム関連統計値を集計した.詳細な分析は完了していないが,ショット選択については,男子では成年とU18の間に差が見られるが,女子では差が見られないという結果を得ている.この結果は,研究代表者による5人制競技を対象とした研究の結果と類似している.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2021年度中に分析を行うことを予定していたデータについて,その取得と入力を完了することができたため,おおむね順調に進展していると判断した.
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今後の研究の推進方策 |
研究遂行上の問題は生じていないため計画に従って推進する予定である.
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次年度使用額が生じた理由 |
文献の購入費が予測を下回ったため次年度使用額が生じた.次年度に文献等を購入する際に使用する予定である.
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