実験1と2では、生後4週齢のWistar系雄ラットにスプリントおよび持久トレーニングを5週間負荷した。両筋共に筋線維組成に変化は認められず、また、リン酸化ERK1/2タンパク質発現量も両筋共に全く変化はみられなかった。リン酸化p38マップキナーゼタンパク質発現量は、ヒラメ筋において有意な増加が認められた。 実験3では、生後6週齢のWistar系雄ラットの後肢を11日間懸垂し、ヒラメ筋について分析した。筋線維組成は遅筋線維の割合の減少とハイブリッド線維の増加がみられ、リン酸化ERK1/2, リン酸化p38マップキナーゼの発現量増加が認められた。
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