研究課題/領域番号 |
21K11394
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研究機関 | 東京国際大学 |
研究代表者 |
上代 圭子 東京国際大学, 人間社会学部, 准教授 (00569345)
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研究分担者 |
東明 有美 関東学園大学, 経済学部, 准教授 (90796468)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | プロスポーツクラブ / マネジメントスタッフ / キャリア / 若者 / 就業状況 |
研究実績の概要 |
令和3年度は、①研究の枠組みの構築と被験者への調査依頼、②調査技法の妥当性の確認を行う予定となっていた。 ①研究の枠組みの構築と被験者への調査依頼については、共同研究者と研究協力者を中心とした研究者間で、過去の研究(「Role Exit Theory」と「二要因理論」の研究知見と、厚生労働省の調査など)を基に、質問紙とガイドラインの作成を行った。 また、調査対象者への協力を求める前段階として、該当クラブの統括団体の担当部署のメンバーとオンラインによる打合せを数回行い、本研究の調査目的と内容、また研究の意義などを説明し、調査協力についての快諾を受け、具体的な、統括団体として協力の範囲や方法、各クラブへの依頼方法などについて検討を行った。 また、②調査技法の妥当性の確認については、対象となる1クラブを対象にパイロットテストを実施した。そして、このテストの結果を基に、このパイロットテストの回答者に面接にて確認を行った上で、有識者により妥当性を検討を行い、質問紙の見直しを行った。当初パイロットテストについては1回のみを予定していたが、再度パイロットテストを行った方が良いという意見が多数出たことから、最初のクラブとは異なったクラブに確認の意味としてパイロットテストを行う予定となっている。 以上のことから、令和4年度の本調査の準備はほぼ整っており、本調査は郵送による調査としていることから、その準備を行っている段階である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和3年度は予定通りに、質問紙とガイドラインの作成を行い、パイロット調査まで済んでいる。また、調査対象クラブの統括団体との協力方法や各クラブへの依頼方法などについても確認済みである。 したがって、順調に進んでいる。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度は、質問紙調査と面接調査を実施する。 具体的には、質問紙調査郵送による配布回収とする。そして、面接調査は、Jクラブを辞めた若手と、紙面調査のフォロー調査としてのクラブスタッフとするが、具体的な面接方法は、直接面接法または情勢を鑑みZOOMなどのオンラインを用いた面接法を用いるものとする。 また、中間報告として、学会発表を予定している。
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次年度使用額が生じた理由 |
旅費について、当初よりも安い金額で済んだことから、差異が生じている。 だが、令和4年度に実施する予定である面接調査については、被験者が調査方法上まだ決定されていないことから、予算よりも高額になることも予想されるため、この差異の額をこれに充足することとする。
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