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2023 年度 実施状況報告書

新体操ピルエット・ローテーションの回転数を規定する因子の解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K11419
研究機関国士舘大学

研究代表者

山本 里佳  国士舘大学, 体育学部, 准教授 (40845468)

研究分担者 土居 裕和  長岡技術科学大学, 工学研究科, 准教授 (40437827) [辞退]
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
キーワード新体操 / パンシェローテーション
研究実績の概要

昨年までの知見について原著論文「日本の女子新体操一級選手におけるパンシェローテーション動作のバイオメカニクス的研究」に示した。
上位群選手は、準備局面において左右上肢が同程度の正の角運動量を示したのち、動脚が大きな正の角運動量を示し、その後身体重心周りの角運動量が最大となった。一方、下位選手群は上位選手群と比較して、準備局面における左上肢の正の角運動量が小さく、動脚および身体重心周りの正の角運動量も小さい傾向を示した。
動作全体をみると。上位群は下位群と比較して、身体重心周り、頭、体幹、骨盤、左上肢および動脚の角運動量最大値が優位に大きかった(それぞれp<0.05)。
準備局面において、身体重心周りおよび各部位の角運動量最小値は上位群と下位群との間に優位な差がなかった。一方、準備局面における右上肢の角運動量最大値は上位群が下位群よりも優位に大きな値を示した(p<0.05)。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

数名の被験者が怪我、または国際大会出場中のため。

今後の研究の推進方策

被験者の準備が整い次第、追加の計測を実施する予定である。
研究の成果として、選手がチャート式で自分の骨格や準備動作のタイプを選択することにより、より回転数が重ねられる方向に導けるゲーム方式のシステムを推進したいと考えている。
現代はネット利用者が多いため、指導書作成よりトレーニング中に選手・コーチが手軽に役立てる方法を推進したいと考えている。

次年度使用額が生じた理由

肩甲骨・脊椎・股関節などの各部位の測定値の結果とVICONのデータを合わせて指導書に代わる方法を検討し、有効活用する検討中であるため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2024

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 日本の女子新体操一級選手におけるパンシェローテーション動作のバイオメカニクス的研究2024

    • 著者名/発表者名
      山本里佳、立澤孝菜、平野智也、古田なつみ、田中重陽、船渡和男
    • 雑誌名

      体育・スポーツ科学研究

      巻: 24 ページ: 11-17

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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