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2021 年度 実施状況報告書

スノーボード競技中の脳震盪の要因分析と頭部負荷の視覚化による予防の効果検証

研究課題

研究課題/領域番号 21K11426
研究機関日本体育大学

研究代表者

橋本 俊彦  日本体育大学, 保健医療学部, 教授 (60266830)

研究分担者 松田 雅弘  順天堂大学, 保健医療学部, 先任准教授 (40453485)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
キーワードスノーボード外傷 / 頭部外傷 / スポーツ外傷の予防
研究実績の概要

スノーボード滑走中の転倒における頭部の運動学的情報を集積し,受傷時の頭部の衝撃を可視化できるヘルメットの開発を目指している.
2021年度の研究計画は,「転倒モデルの実験を行い,頭部の角加速度を算出する」ことであった.その内容は,健常成人10名に対して,実験室内での転倒の研究を実践する.除外基準は本シーズンで頭部外傷やその疑いがあったもの,現在運動器疾患を有するものとする.15度の傾斜台を作製し,スノーボードの板を着用し,前方転倒,後方転倒の2種類の転倒時の動作を三次元動作解析装置室(順天堂大学)にて撮像する.転倒する周囲に吸収性マットを敷き詰め,対象者はヘルメットを着用する.実験開始前に何度か転倒の練習を行う.筋電計の電極を頚部の伸筋,胸鎖乳突筋,体幹の伸展筋(脊柱起立筋)・屈曲筋(腹直筋)に貼付する.反射マーカをPlug-in gaitモデルにて貼付する.三次元動作解析装置と筋電計を同期させる.その後にシミュレーションにて転倒速度を増大させたときに発生する筋張力,頭部の角加速度を算出する.転倒の際の頭部の衝撃を緩和させる頭部周囲の機能を分析する.
室内実験の研究倫理の提出,実験の打ち合わせを行い,室内実験を行えるに至ったが,新型コロナウイルス感染症が拡大し,その感染症対策によって予定はキャンセルされた.現在, 8月に予定しているが,感染症拡大の状況によっては屋外実験に変更することも考慮している.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

室内実験の研究倫理の提出,実験の打ち合わせを行い,室内実験を行えるに至ったが,新型コロナウイルス感染症が拡大し,その感染症対策によって予定はキャンセルされた.

今後の研究の推進方策

現在,延期された室内実験を8月に予定しているが,感染症拡大の状況によっては屋外実験に変更することも考慮している.また,屋外での本実験も当初予定していたゲレンデが使用できない恐れがあり,その場所の選定を進めている.

次年度使用額が生じた理由

実験が行えず,次年度に繰り越した.

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公開日: 2022-12-28  

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