フレイルは①体重減少、②歩行速度、③運動習慣、④記憶、⑤疲労感の5項目から評価し、それをスコア化したフレイルスコアは、西宮市在住1235名を対象としたアンケート調査において、2020年度調査と2021年度調査を比較すると1.35から1.43に上昇していた。また、食品多様性スコアが低い群は高い群と比較してフレイルの発症頻度が2倍になったことがわかった。また、運動と栄養指導を中心とした健康教室に参加した者においては、参加していない者に比べて、体力指標が良好であった。よって、活動制限によって、フレイルのリスクが増大したが、健康教室を実施することは、その進行の予防に効果的であると考えた。
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