研究課題/領域番号 |
21K11544
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
平田 正吾 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (10721772)
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研究分担者 |
鈴木 浩太 四天王寺大学, 教育学部, 講師 (20637673)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 道具操作 / 運動観察 / 脳波 / 知的障害 |
研究実績の概要 |
年度当初に、交付された研究費を用いて脳波計測が可能な機材を購入した。しかし、新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、対面での脳波測定を行うことが難しい期間が少なからず生じた。この間は、関連する研究のレヴューや、解析方法についての検討を行い、その成果の一部は大学紀要に公表した。また、コロナ渦における実験研究の実際についてのシンポジウムに参加し、意見交換を行った。 本年度の後半より、少数の者に対して、道具観察時の脳波計測を試行的に行った。新奇の運動課題で使用する道具をはじめて呈示して観察させた場合の脳波をまず計測した後に、運動課題をどのように行うのかを対象者に示した。その後、再び使用した道具を観察させた場合の脳波を計測し、その変化を分析した。分析の結果、対象者に運動課題をどのように行うのか示した後では、はじめに道具を観察した際には生じていなかった周波数成分を、運動野付近で観察することができた。今後はこうした反応が確実なものであるのか、より対象者を増やして検討すると共に、実際の運動能力との関連や、知的障害者に対する測定を実施していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウィルス感染症の感染拡大に伴い、予定していた調査を実施することができなかったため。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス感染症の感染状況の収束に合わせて、予定していた調査を実施していく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルス感染症の感染拡大により、予定していた調査や打ち合わせを実施しなかったため、次年度使用額が生じた。新年度に予定されていた調査や打ち合わせを実施することで、経費は使いきられる見通しである。
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