研究課題
本研究では、低周波前庭電流刺激が睡眠の導入・促進効果を有するかを明らかにすることを目的とする。2021年度は、新型コロナウイルス感染症感染拡大対策を講じつつ、睡眠時前庭電流刺激系の構築、パイロット実験の遂行、予備的データの取得と分析を行った。また、前庭電流刺激の持ち越し効果を検討するための実験系の構築にも着手した。さらに、直流前庭電流刺激が自律神経活動や覚醒度に及ぼす影響の検討を行った。今後、本実験に進むにあたり基盤となるデータが取得でき、また実験を進めるための準備が整った。
2: おおむね順調に進展している
実験系の構築、パイロット実験の遂行、予備的データの取得を完了しており、研究計画は順調に進んでいる。
今後は夜間睡眠での検証を進めていく。研究内容のブラッシュアップを行うとともに、得られた成果の学会発表を行う。また、得られた知見を基盤とし、より実践的で効果のある睡眠動態制御手法の開発を検討する。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 1件)
精神科
巻: 39 ページ: 623-629