研究課題
基盤研究(C)
近年「子どもロコモ」が問題になっているが、その対策として縄跳び運動は一人でも取り組める恰好の運動教材といえる。本研究はコロナ禍、業間休みを利用して縄跳び運動を取り入れていた小学校児童の体力・運動能力を測定し、他校児童と比較することで縄跳び運動の効果について検証した。その結果、縄跳び運動は心肺機能に加え体幹筋や跳躍力、敏捷性の獲得に有効であるとともに、特に骨密度低位者の強化に有効であることがわかった。
身体運動学
研究期間はコロナ禍だったが、ソーシャルディスタンスを保てる縄跳び運動を行うことで、体幹筋力や跳躍力、敏捷性が向上することがわかった。また、児童期の骨密度形成にも大きく関わっており、特に骨密度低位者の強化に有効であることがわかった。新たに考案した縄跳び検定や複数人で行う集団縄跳びはコミュニケーション能力を培う上でも効果的で、今後、学校現場で縄跳び運動を推進していく上で有益な知見が得られたといえる。